日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】湯浅邦弘編 「貞観政要」(角川ソフィア文庫)

2019-07-24 20:02:53 | 本・映画・展覧会
 他人の力を借りると、自分では絶対にチョイスしないような本を読む機会を得られることがある。本書「じょうがんせいよう」は先日片づけをお手伝いした会社のOBから頂いた本。貞観は中国・唐の時代の2代目皇帝である太宗(たいそう)の代を言い、本書は太宗の言行について書かれた書。と言っても元本ではなく、漢文、読み下し文、解説文の3文を一編としており、エッセンス解説集と解するべき。

 太宗をwikipediaで調べてみると「中国史上有数の名君の一人と称えられる」とあるが、本書の内容からはそれを推察することが容易。奢らず昂ぶらず、己を戒め民を思う。いま世界中を見回してもこれほどの見識を持った国のリーダーはいそうにない。

 本書は中国の偉人伝として読むのでなく、現代にも通用するリーダー論として読める。民を社員、臣下を経営幹部と読み替えることは容易だ。そして、国のリーダー同様、これほどの見識を持つリーダーを探すのは困難な気がして二度嘆息したのだった。

 2019年7月11日 通勤電車にて読了
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2019年7月9日 年女!

2019-07-24 06:39:19 | ノンジャンル
 会社を早引けして実家へ。1日遅れで母の誕生日を祝った。84歳、年女である。年女だからと言うより、また1年生きてくれたことに感謝。

 昨年の入院騒ぎから多少ハラハラしながらの日々だったが、定期健診でも心臓弁に異状がある以外は健康とのこと。心臓は手術を断りLet it beだそうで、発作が起きないことを願いつつ生きてゆくのを見守ってゆく。
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【本】小牟田哲彦著 「世界の鉄道紀行」(講談社現代新書)

2019-07-23 20:33:58 | 本・映画・展覧会
 図書館に本の返却に行き、たまたま本書を見つけて借りてしまった。けっこう厚みのある本で、世界各国の鉄道旅行記。その大部分が豪華列車や高速列車ではない庶民的な列車なので、読んでいて興味深い。収録されているのは下記の国々。

・ペルー(2編)
・ポーランド
・キルギス
・アメリカ
・ハンガリー→オーストリア→ドイツ→フランス
・ネパール
・シリア
・台湾
・フィリピン
・カンボジア
・中国
・タイ→ミャンマー
・ボリビア
・カメルーン
・ボスニア・ヘルツェゴビナ
・メキシコ
・オーストラリア
・ベトナム
・ザンビア

 著者は「乗り鉄」だが「完乗マニア」ではないようで、時間や治安の許す範囲で乗車するという割り切りの良さが好結果を生んでいるように思えた。2000年代初頭からの乗車記であり、10数年経った現在では乗れなくなった列車もある(例・フィリピン)。近年の世界各国では長距離高速列車もしくは都市圏コミューターという二極に整備が分かれ、都市間を結ぶ旅客列車は衰退しているように見える。本書に負けじと自分も乗れるうちに乗りに行きたいと思うのだった。

 2019年7月7日 映画を観に行った帰りの電車にて読了
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【映画】響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ(6回目)

2019-07-23 06:50:24 | 本・映画・展覧会
 既に一連の上映が終了した「ユーフォ」だが、劇場版3作目の制作決定記念と銘打って、改めての上映が行われることになった。それが音響に定評のあるシアターだったでかつ「ガルパン」もついでに(とか書くとガルパンファンに怒られそうだ)観られるとのことで、友人とセットで観に行くことにした。七夕の夜にオッサン2人でアニメ映画鑑賞って(笑)

 アニメ開始当初は新入生からスタートした「ユーフォ」シリーズも本作では主人公達が2年生に進級、当然後輩ができるわけで、その接し方を通じて主人公達の青春と成長が描かれるのが本作。演奏シーンの描写が評判でもあることから本作ではより時間が割かれているように感じられる。「極音」と付記された本上映、期待以上に素晴らしく、改めて観に行った甲斐があった。ティンパニの丸みある低音、立ち上がりの鋭いトランペットのファンファーレ、次第に周囲を圧倒してゆくオーボエソロ。演奏シーンの最後、曲のフィナーレの盛り上がりには鳥肌が立った。音の定位と言うのか、楽器演奏者のポジションから音が聴こえてくるのに感心。

 リバイバル上映期間中にもう一度行きたいほどの「極音上映」でありました。

 2019年7月7日 立川・シネマシティ2にて
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【映画】ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(4回目)

2019-07-22 20:37:43 | 本・映画・展覧会
 「ガルパン」今シリーズも早や4回目。今回は「極爆」音響効果で有名なシアターへ。もちろん岩浪音響監督の直接監修。どこのシアターでもそうだが、音響の特に優れたホールってのがあって、ここだとa studio。当然その上映回を狙ってゆくわけで、凝った見方をしようとすると周到な事前チェックが欠かせない。

 観るたびに作画の巧みさに感心し、新しく発見した「ネタ」に驚く。一番の関心事である音響は?お見事。割れないけれど迫力ある低音、クリヤな高音。ヘッドフォンで聴いてるかのように、周囲に色々な音がざわめいていることまで判る。過去のシリーズを観に行った時は爆音とも思えたが、本作はそう感じさせない極上のバランスに仕上がっているように感じた。

 劇場めぐりは奥が深く、凝り始めたらキリがない。どこで「打ち止め」にしようかな。

 2019年7月7日 立川・シネマシティ2にて
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2019年7月6日 【飲み物】横浜ベイブルーイング戸塚工場 月例開放日

2019-07-22 07:04:17 | 食べ物・飲み物
 午前中、都内であった試験が終了して戸塚へ。友人が毎月のように行っている、クラフトビール「横浜ベイブルーイング」戸塚工場の月例開放日とやらに行ってみることにした。

 月例開放と言うのは、普段は樽詰めして店に卸しているビールを、工場の敷地内で出来たてを飲めるというもの。半パイント500円、1パイント800円。クラフトビールにしては良心的な価格設定?さらに良心的なのは、テーブルと椅子が用意され、そこでビールが飲めるだけでなく食べ物は持ち込み自由!なので知ってる人は11時のオープンを待ってグループで入場、楽しく飲み語らえるってワケ。

 今回は飛び込みに近い形で、7名のグループに入れて貰った。いずれも旅行関係の友人で、これまでにもお声は掛かったがタイミング合わず参加できなかったのが漸く行けた。ピルスナー、ペールエール、IPAを半パイントずつ計4杯。食べ物を持ってゆかず、すっかりご馳走になってしまった。ありがとうございました。
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2019年7月6日 【仕事】IoTシステム技術検定(初級)

2019-07-19 20:34:03 | 仕事
 先日出かけたところでポスターを見かけ、調べたら会社の認定資格(だったらどうなのか、良く解らないが…)でもあり、ネットでレベルや受験記を漁ったら何となく自分でもできそうだと思い受験申し込みをしてしまった。そして公認テキストを買って届いたのが試験日の3週間前、大丈夫か本当に?

 受験勉強は、先だってのドローン検定と同じく公認テキスト一冊のみ。ただしこちらは例題がなく、ひたすら読んでマーカーで線引きしてゆくのみ。過去問題も試験後の正答も公表されない、今時こんな試験あんのかよ(しかも先進分野のはずなのに)と思いつつ取り組んだ。

 試験時間は60分、マークシート60問。ただし○×や4択ではなく「aとc」みたいな組み合わせ選択も多い。途中退室不可なのも今時の試験としては異例。60分を一通り終えるのに40分、意外と掛かった。残る20分でもう一度全問を見直し。問題の5割くらいは普段の仕事の範囲の「常識」で回答できたが、規格などの固有名詞の問いには、そこまでキッチリ覚えなかったので参った。その質問に意味があるとは思えないよ。なので楽勝と思った試験は不安な結果となってしまった。

 自己採点もできず、調べるのも面倒くさいので終わったら即刻アタマから消し去り結果発表を待つことにした。この試験は、合格したら会社に受験料負担の申請をしようかなあ。
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【本】石田ゆうすけ著 「いちばん危険なトイレといちばんの星空―世界9万5000km自転車ひとり旅〈2〉」(幻冬舎文庫)

2019-07-19 06:04:30 | 本・映画・展覧会
 著者によれば、旅を多くしている人は必ず周囲の人から「一番良かった場所は?」と訊かれるそうだ。そう言えば自分も訊かれたことあるな。それを逆手に取った「著者選・世界で一番のxx」が本書。もちろんベースは4年以上かけ95,000kmを走った世界一周自転車行。

 それだけで一冊の本を書くのは難しいのでは?と思えるが、そこが著者のユーモアで、ごく一般的に景色とか人間(女性)とか食べ物だけでなく、悪かった方の一番も、また思いもよらぬテーマの一番についてのエッセイ集となっており読者を飽きさせない。切り口を変えたことで前作の二番煎じになるのを防いだ、著者もしくは編集者の勝利だ。

 とは言え、あまりに一編一編が断片的すぎる。なので、瞬間的な盛り上がりはあるものの、長旅感には欠ける。そこは切り口を変えたのだから仕方なく、おかげで前作に書ききれなかったエピソードを集めたと評価すべきなのだと思う。

 2019年7月4日 通勤電車にて読了
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【写真展】伊藤正一展 「源流の記憶 -『黒部の山賊』と開拓時代-」

2019-07-18 20:40:30 | 本・映画・展覧会
 【東京写真月間2019】として4つの展示会があり、本展が最後。全部行くつもりだったのに2つしか行かなかった不甲斐無さ。

 有楽町駅を出て直ぐの新国際ビル、そこにエプソンのギャラリーがオープンしていたなんて知らなかった。新しいギャラリー情報とか、入手する術がないですもんね。写真展とかのサイトを見ているわけではなくて、知ってるギャラリーのWebサイトをたまに見に行く程度なので。

 会場にはカラー/モノクロの写真パネルがあったけど、興味深かったのはスライドショーで映し出される黒部の山小屋の建設から今日へ至る過程の写真集。芸術写真ではなく記録写真の部類なんだけど、昔の自然環境だけでなく登山者や建設職人たちの服装、資材輸送のヘリやセスナなど、当時を知るショットばかり。何しろ本展の撮影者は一帯の小屋の創始者にして「伊藤新道」の開設者でもある方なのだから。

 こういう写真を見ると現地に行ってみたくなるけど、三俣山荘付近は3,000m級の山々を越えてゆくコース。ちょっとやそっとのトレーニングでは難しそうだ。

 2019年7月4日 東京丸の内・エプサイトギャラリーにて
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【映画】ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(3回目)

2019-07-18 06:28:20 | 本・映画・展覧会
 今夜は川崎で19時から21時過ぎまで飲みだったので、遅い回の「LIVE ZOUND センシャラウンド7.1ch チネチッタMix」を鑑賞。最近は飲む量が少ないし、上映時間も一時間足らずだし、寝込むこともトイレに行きたくなることもないだろうと。

 同じ劇場、前回の「LIVEサウンド」とは異なる音響システムでの上映でどれだけ変わるか。結論、素晴らしくバランス良くまとまり、さすが本作の音響監督(岩浪美和氏)みずから調整しただけのことはある、納得ゆくサウンドだった。鑑賞位置は本シアター最善との評判である真ん中より前方、一番スクリーンよりブロックの最後列(F列)中央付近。若干見上げる形にはなるが画の細部まで良く見え、かつ音も破綻ない範囲で迫力がある。

 LIVE ZOUNDは重低音がウリなので、今回のセッティングには不満の向きがあるかもしれない。だが重低音を持ち上げすぎて他の音域のクリアさがスポイルされたり、セリフの聴き取りやすさが損ねられたりするよりは遥かに気持ちよく観られると思うのだった。あぁ、このバランスの良さ+全体の音圧で「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」を観たかった。

 2019年7月2日 川崎・チネチッタにて
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