昭和11(1936)年に起こった陸軍青年将校を中心とするクーデター「2.26事件」の主導者の一人、磯部一等主計(当時)の手記や獄中記などを纏めたもの。
失敗に終わったクーデターを起こした者は体制側から見れば当然「反逆者」「犯人」であり、その者の手記(しかも獄中で綴ったもの)などがどうして遺せたのか不思議だが、その行動に共感・同情した看守がいたと言うことである。
本書に記されているクーデター側の言い分が正しいのかはともかく、いちおう筋は通っているように読める。それを武力で正さんと言う姿勢は止むを得ずと言うべきか。昭和天皇の思うところを読み違えたのが誤算と言うべきか、やはり彼らの言い分は時代錯誤で間違ったものだと言うことになるのだろう。
クーデターなど起こって欲しくはないが、今の日本にこれほど熱く国を思い民を思う一団など居ないだろうなあ。
2019年6月24日 通勤電車にて読了
失敗に終わったクーデターを起こした者は体制側から見れば当然「反逆者」「犯人」であり、その者の手記(しかも獄中で綴ったもの)などがどうして遺せたのか不思議だが、その行動に共感・同情した看守がいたと言うことである。
本書に記されているクーデター側の言い分が正しいのかはともかく、いちおう筋は通っているように読める。それを武力で正さんと言う姿勢は止むを得ずと言うべきか。昭和天皇の思うところを読み違えたのが誤算と言うべきか、やはり彼らの言い分は時代錯誤で間違ったものだと言うことになるのだろう。
クーデターなど起こって欲しくはないが、今の日本にこれほど熱く国を思い民を思う一団など居ないだろうなあ。
2019年6月24日 通勤電車にて読了