日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2022年6月3~5日 【旅行】復帰50周年の沖縄本島

2022-06-14 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今年は沖縄の本土復帰50周年。その様子を見に、というわけではないが、梅雨時ではあるが沖縄本島に出かけた。先月の宮古島行きは母が倒れてドタキャンしたが、今月は病状も落ち着いたので行くことにしたのだった。

 そういう事情で慌ただしく精神的に落ち着かないひと月弱を過ごしてきたので、今回はあまりアクセクせずに過ごそうと思った。雨はむしろ、動き回るのが億劫になって好都合かもしれない。とは言え、那覇空港に着いた時の本降り、さらにレンタカーを借りて糸満市の食堂に地魚を食べに行く途中からの土砂降りには驚かされた。そして食後、店を出たら前の道路が池になってる…クルマが床上浸水するかと思うほど水が溜まり、マンホールから雨水が噴出している状況。携帯には緊急エリアメールが一斉送信されて来て、避難勧告だと。おいまじか。何とか豪雨エリアから脱出したが結構マジメに運転した。もう観光は全て取り止めてホテルへ。夜のTVニュースで、その辺りが報道されていたほどの被害だった様子。

 翌日も雨の中、東海岸を北上して辺戸岬へ。途中、リュウキュウイノシシの子供がクルマの前を横切ったり、唯一飼育されている物怖じしないヤンバルクイナを見学したり(写真)、さいきん東海岸にポツポツあるコーヒー農園でコーヒーを飲んだり。雲べったりでも与論島(鹿児島県)は見えたが、強風雨で傘が壊れた。昼間でもヘッドライト点灯して走る。

 最終日は朝のうちだけ晴れて一瞬の水遊び、でも那覇に戻る途中には土砂降り、またかよ…空港で沖縄料理のレトルトをアレコレ買えたのが良かった。

 ここしばらく、那覇市内か周辺離島にしか行ってなかったため、中部・北部へのドライブは楽しかった。沖縄本島も、久しぶりだと観たい寄りたい場所がいっぱい、改めて来たいと思った。レンタカーのワゴンRの燃費は、23km/L台とまあまあだった。
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【映画】トップガン マーヴェリック[IMAXレーザー・字幕]

2022-06-13 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 36年ぶりに公開された「トップガン」の続編について、俺に語らせろー!(馬鹿)

 …というくらい感想が多過ぎて、纏めきれない。

 面白いってんじゃなくて、前作からのオマージュの多さ。音楽しかり、台詞しかり、映像の構図しかり。登場人物の関係にもヤルなと思わされて。やはり、前作での予習はした方が良い。オープニングなんて、両作品を並べて比較映像を作りたいくらいだったよ。

 単なる旧作リスペクトの懐古路線に留まらないのが良かった点、飛行機や兵器が新しいのは当然として、前作以上に描かれる「敵」国の企み、技術進歩による映像とCGの素晴らしさ。ストーリーも、「敵」と交戦して勝ってバンザイだった前作から大きく進歩して「一難去ってまた一難、おまけに…」という展開。でもクライマックスは前作オマージュに戻る。

 余計な邪推や評論家を気取らず、シンプルに楽しんだら良いと思う。そして観るなら映画館それもIMAXとかの大画面で、視界がスクリーンで一杯になるくらい前の方がスカイアクションシーンで没入できて楽しいと思う。雰囲気を感じるため、日本語字幕版一択だ。

 2022年6月1日 109シネマズ川崎にて
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【本】ジェイン・メンデルソーン著・小沢瑞穂訳 「アメリアの島」(早川書房)

2022-06-13 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 たぶん世界一高名な女性飛行士であろうアメリア・イアハート。通信士フレッド・ヌーナンと共にロッキード・エレクトラ(L-10E)に乗り込み世界一周飛行の途中、太平洋にて行方不明となり機体や遺留品などは見つかっていない。その史実を発展させ、実は二人は某島に不時着し生きていたとして、その生活ぶりを描いた小説。

 生前の彼女の言動などから、そういう考え、生活様式を取ったであろうと言う着想はユニークだが、さして面白くなく、ストレスフルな生活ぶりが伝わって来ただけだった。いや、遭難生活なのだからそれが当たり前で、その雰囲気が伝わって来たと言うことは優れた作品なのか?

 他の本でも読んだが、確かにアメリアは先駆的な冒険を成し遂げたパイロットではあったが、勇気や胆力では秀でていたかもしれないが操縦士としての技能は一流ではなかったように見受けられる。装備品についての知識、通信術など、足りない部分ばかり目につく。航法士としては超一流だったがアル中でパンナムを解雇されたと言うフレッドと組んだことも、技量や契約金の問題もあろうが、早く出発することを優先させたための判断ミスと言えなくないか。全ては結果論ではあるが。

 本書を読んで、何となくアメリアを好きになれない自分を再認識した。

 2022年5月31日 実家より戻る電車中にて
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【本】斎藤 潤著 「東京の島」(光文社新書)

2022-06-10 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 「日本全国」「奄美沖縄」に次いで著者の島モノを読んだ。今度は身近な伊豆諸島だ。

 ところが身近と言うのはウソで、例えば多くの都民にとって沖縄には行っても小笠原には行っていない。利尻島へ行くことはあっても一文字少ない利島へ行くことはまずない。自分も似たようなもので、伊豆諸島にはまだ行ってない島が幾つもある。

 本書は伊豆大島から神津島、御蔵島から青ヶ島、小笠原と3章に分けられ、誰もが行ける有人島それぞれを紹介している。観光ガイドとは違い、知人や伝手を辿った現地の人による案内が多く、そのため通り一遍の観光に留まらず「深い」所まで観察できているのが興味深い。この人どんだけ島巡りに時間を費やしてきたんだろうと思う。

 ここのところ、未訪問の伊豆の島々を訪れる計画を幾つも立てている。本書を読んで、実行したいと意欲が高まった。

 2022年5月31日 実家より戻る電車中にて
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2022年5月29日 【バイク】「鈴菌」に感染した…バーディー90(BD43A)入手

2022-06-10 06:00:00 | バイク・自転車
このバイクに関しての記事は、別サイトのブログへのリンクと致します。お手間ですが、よろしければご覧ください。
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2022年5月29日 もう一度会えた

2022-06-09 20:00:00 | ノンジャンル
 実家でのアシ用に買ったバイクを引き取って移送したので、今週末も実家で過ごす。前回と違うのは、母が居たこと。

 いやー、昨日また救急搬送されたと聞いた時にはしまったと思いましたね。やはり退院した瞬間に行って会っておくべきだったか、と。幸い入院なしで帰宅でき、無理な運動をしなければ普通に過ごしてよいとのことで今日会えたわけです。

 こんなに痩せていたかと思うほど腕は細く、髪も一気に白髪が増えてしまっていたけど。生きている間にもう一度会えて、話ができて良かった。ここから意外としぶとく長生きしてくれることを願います。ただ自分が行くと嬉しくて無理をさせそうなので、2,3週間に一度くらいで行くのが良さそう。買ったバイクいじりをしたいので行くのは苦じゃないと言ったら罰当たりかな。
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【本】山折哲雄著 「西行巡礼」(新潮文庫)

2022-06-09 06:00:00 | 本・映画・展覧会
 漂泊の歌人俳人と言えばまず松尾芭蕉が浮かぶのに異を唱える人はいまい。しかし次に上る名は誰か。種田山頭火だと言う人もいるだろうし、西行法師だと主張する向きもあろう。それより古い人だと、ちょっと思い当らない。旅する僧や行者であればさらに古くよりいたが。

 本書は西行その人について書かれた部分より、著者の旅日記や随想から西行の姿を求める。それも単に足跡を辿るわけではなく、欧州の巡礼道から思いを寄せたりするので、読者も想像力を逞しくしなければ読めない。

 西行が多くの人を引き付けるのは、単に優れた歌人であっただけでなく出世コースに近い武人の地位を捨てたこと、ひと所に留まらない流浪の人生を送ったこと、孤高の存在でなく多くの人と交わった親しみやすさを兼ね備えていたこと、などがあるのだろうと、本書を読んで思い至った。

 2022年5月30日 実家にて読了
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【映画】犬王

2022-06-08 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 特に注目していない作品だったが、劇場で予告編を見て観る気になった。

 平家の没落を歌う琵琶法師、ある呪いからか盲目になってしまった少年は弟子入りし、極めて優れた弾き手となり更には独自の、従来とは全く違う、観客も巻き込んだスタイルの演奏術を編み出す。一方、その少年と出会った異形(奇形)の少年は、その身体的ハンデを逆手に取った独自の踊り(ダンス)を編み出す。タッグを組んだ二人のパフォーマンスは大人気となるが、一方で既存勢力や為政者に疎んじられた挙句、規制されることになる…。

 作品では「新しい」音楽としてロックやラップ、ダンスとしてブレイクダンス等を使った表現がなされ、ミュージカルのような展開で描かれる。その躍動感と、古の日本的風景のギャップが面白い。

 ストーリーとして、二人の辿った運命、それに対する二人の態度に腑に落ちない部分があったが、映像と音楽は楽しかった。

 2022年5月28日 川崎・チネチッタにて
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2022年5月28日 【ハイク】関東ふれあいの道(千葉ー16・おわり)

2022-06-08 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク
 千葉県コースでは最後、半日コースで物足りない気もするが、最近まったく運動していないことと昨今の気温上昇を考えると、この程度に留めるのが賢明な気もする。スタートが浜金谷なので、京急+東京湾フェリーでアクセス。電車+バス+フェリーの割安なセット券を券売機で買えるので、うっかりSuicaで入場しないよう。料金パネルには「金谷港」としか表示されず、ちょっと判り辛い。

千葉県コースマップ

(26)東京湾を望むみち(約8.4km)
 10:20に浜金谷駅を出て「鋸山山頂」の案内に従う。途中の分岐A地点で、三叉の真ん中が関東ふれあいの道コース。ここで、先の方で落石によるコース閉鎖の案内が出ておりショックを受ける。ホームページには復旧したとあり、どちらが正しいのか…鋸山山頂を越え、行ける所まで行きダメなら引き返す覚悟をする。水500mlだと、今日の暑さでは心許ないが。

 延々と続く階段を登りきると石切り場跡、目の前に聳え立つ断崖絶壁なんて表現では陳腐すぎる、大谷石資料館を思い出す圧倒的迫力の岸壁(写真)。ここまで55分、標準タイムより10分早いのは優秀。5分休憩。それにしても人が多い。鋸山なんて皆さんクルマ+ロープで観光と思っていたが、軽く50人はすれ違った。

 次いで展望台、ここへの登りは断崖絶壁に掘られた石段を登ってゆく区間が長く、本日一番の難所。館山側から遠く横浜あたりまで、多少かすみながらも見事な展望。最後にもうひと歩きして鋸山山頂(329.5m)に11:50着。山頂は狭く、見晴しは展望台の方が遥かに良い。

 実は登山途中に父より留守電が入っており、また母が救急搬送された、と。この先の状況が読めないため、先へは進まず折り返して帰宅することにした。下山は途中から車力道を経由、ここは切り出した房州石を荷車に載せ、1台当り240kgの石を女性が制動しながら降ろし、山へは荷車を背負って登ったそうである。それを1日3往復、想像もできない重労働。凸凹の多い石畳道には、荷車の轍が掘れていた。11:55に下山開始、ノンストップで12:50に浜金谷駅着。電車で木更津まで行き、アクラライン経由のバスで帰宅した。本日の歩行、コース距離的には1/3程度だが、強度的には歩き切った気がする。踏破とは言えないが、もう良いかな。距離の割に高低差が大きく、厳しいコースと予想していたが、その通りだった。前に来た時、続けて歩かなくて良かった。

 千葉県コースではあと一つ、「(22)モミ・ツガのみち(約13.5km)」を歩いていないが、このコースはもう1年以上「コース全体にわたって倒木が発生しており、通行止めとなっています。」とされており、強行突破できるのかもしれないが本意ではない。よって、今回をもって千葉県コースについては終了とする。いつか、ふと気づいたらコース(22)が通れるようになっているかもしれない。その時は、この1年半を懐かしく思い出しながら房総半島に来たいと思う。(おわり)

追伸
 母は幸い、当日中に帰宅できた。
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【映画】大河への道

2022-06-07 20:00:00 | 本・映画・展覧会
 正統派の時代劇は好きだが、時代劇コメディはもっと好きだ。ところが本作はコメディタッチな現代と、ガチな時代劇とを同一キャストが演じて往き来するユニークな構造となっている。それでも観客は戸惑うことなく、現代と約200年前とを行き来できる。

 全国の海岸線を歩いて測量し、初めて全国の地図を作製したとして名高い伊能忠敬(地元では「ちゅーけいさん」と呼ばれ親しまれているそうな)。だが実は、地図の作製は彼の死後に弟子たちによって行われていたと言う大スキャンダル。作成までの費用がかさみ、伊能が亡くなったことが知れるとプロジェクトは中止になるかもしれないため、弟子たちは関連する侍を巻き込んで、地図作成まで伊能の死を隠ぺいする工作を企てる。で、それが現代とどう関係あるの?

 千葉県香取市の佐原は町中を小川が流れ、短いながらもその両岸は古い町並みが保存され良い雰囲気を残している。その町並みのはずれに伊能忠敬記念館がある。ここの展示に、伊能忠敬の地図と同縮尺にした衛星撮影地図が重ねて展示されており、その正確さに劇中の登場人物同様、ひどく驚き感動したことがある。それだけに本作は設定をリアルに感じられ、一方でシリアスな江戸時代部分は手に汗握る部分もあり、実に面白かった。

 中井貴一ってサラブレッド俳優だけど、大真面目にトボける表情が上手いと感じ、本人は正統派二枚目より喜劇王を目指してるんじゃないかって思う。相方役の松山ケンイチとのやり取りは軽妙洒脱。北川景子の華はさすが。でも何より驚いたのは、本作の原作は落語で、出演もしている立川志の輔だってことだった。どこでも良いので、鑑賞をお勧めしたい。

 2022年5月26日 川崎・チネチッタにて
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