日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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【本】佐藤 優著 「イスラエルとユダヤ人-考察ノート-」(角川新書)

2023-10-24 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 著者は外務省を免職になったアノ人である。ロシアべったり(と呼んで差し支えなかろう)の鈴木宗男代議士とつるんでる印象が強く、どうも信用できない。が、本書とか読むとまともな理論展開をしているようにも思える。

 イスラエルとパレスチナ、どちらの側にも言い分はある。そしてハマスにも、ヒズボラにも、アラブ諸国にも。いったいどこを信用すれば良いのか。著者は国益の面からイスラエル寄りを主張している。アメリカべったりなのも、日米安保に合致する。だが本当にそこだけ見て良いのか?現状まだ中東オイルへの依存度は高い。イスラエルを公然と支援することは、アラブ諸国を敵に回すことにならないか?原油調達に影響は出ないのか?自分は、著者の主張は受け入れられない。とは言え、情報戦のことや絡み合った利害関係など、著者が本書内で述べているさまざまなことは興味深く、また勉強になった。そういう点では、著者の本をさらに読んでみるのはアリかなと思うのだった。

 ところで、本書を読み始めたとたんハマスからの猛攻撃でイスラエルとの間は戦闘状態となった。過去に例を見ない規模の攻撃とその応酬で、ここ1年以上は観光渡航が難しそう。来年、パスポートの更新(他国のスタンプがないうち)に合わせたイスラエル旅行の計画はまたも取り止めとなった。せっかく理解を深めてきたのだが、仮にフライトが再開されたとしても老父に心配はかけたくないから止むを得ない。

 2023年10月15日 アルバイト帰りの電車にて読了

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2023年10月14日 大人の社会科見学・理化学研究所和光地区一般公開

2023-10-23 20:00:00 | ノンジャンル

 元会社の仲間で各種一般公開大好き人間がおり、本当によく情報をキャッチして見学に行っている。7月の国立感染症研究所に続き、今日は埼玉の和光にご一緒させて貰った。

 そもそも理化学研究所って?予備知識ないまま入場、なんか理系の研究であれば何でもやっているようだ。そして画像処理ソフトや一部の研究機器など、内作もしている。

 広い敷地の会場は大きく中央(C)地区、南(S)地区、東(E)地区と分かれている。S地区から回り始めたが、さっそく展示に引っ掛かり全然足が進まない。展示だけでなく、その器具についてだったり成果の活用についてだったり、幅広く説明員さんに尋ねていればそうなる。

 結局S地区だけで午前はお終い。開いていた食堂で手早くランチを済ませ、ササっとE地区を見てから残り時間をC地区と計画したが、E地区は加速器センターであり、地下21mまで掘り下げられた中に鎮座する8,300tのサイクロトロン一式の見学に時間を取られ、あえなく16時の閉場時間となってしまった。開場と同時に見始めたのに、C地区は全く見られなかった。

 半分近くを見残した無念はあったが、2ヶ所の管理区域を含む施設や研究成果に触れられ、説明員さんから多くの話を伺えたことは勉強になった。来年改めて、見残したC地区を中心に再訪したい。

 

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【映画】ガールズ&パンツァー 最終章 第4話 【LIVE ZOUNDセンシャラウンド7.1ch チネチッタMix】

2023-10-23 06:00:00 | 本・映画・展覧会

 「ガルパン」シリーズ劇場版、前作「第3話」から丸2年、ようやくの公開。話は、冬の戦場で主人公たちの大洗女子学園が継続高校(フィンランド風)に苦戦する話。

 上映開始30秒で衝撃的なシーン。え、終わっちゃうの?と思った時点で観客は引き込まれている。そこから続く砲撃戦、頭脳戦。2年という歳月は、映像も音響も技術が進歩している。戦車が3Dっぽく見えるようになる部分には違和感を感じたが、疾走シーンはどうやって作ったのって思うほど目まぐるしい。本作も例によって、史実や過去さまざまな作品へのオマージュが盛り込まれている。

 参加各校における「世代交代」が印象的。代わるべくして代わったケースがほとんどだが、えぇあの娘が?も。次回はどこに注目して観ようかな。

 2023年10月13日 川崎・チネチッタにて

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【本】加谷珪一著 「国民の底意地の悪さが、日本経済低迷の元凶」 (幻冬舎新書)

2023-10-20 20:00:00 | 本・映画・展覧会

 タイトルにある内容ばかりではないが、なぜ日本は欧米のような経済成長ができず、物価のみ上がって賃金は上がらないのか?について書かれている。なかなかシニカルな視点で、面白い本。政府が無能なばかりではありませんよ、と言う言い逃れにも受け止められそうである。

 残念だが、指摘されている内容には思い当る。ネガティブ志向、不寛容、非科学的、情緒的。その一方で終章に示された「どうすれば良いのか」には、理想論のあまり論理が飛躍しすぎ、実際の「方向転換」はそう簡単に行かないのではと言う懸念がぬぐえなかった。

 間違いなく言えることは、このままでは今以上に日本は世界の中での地位低下を進めてしまうってことだろう。老い先そう長くない自分らは嘆く程度で済むかもしれないが、若い世代は気の毒でならない。

 2023年10月5日 和歌山市のホテルにて読了

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(Live) TRIX

2023-10-20 06:00:00 | 音楽、ギター、カラオケ

熊谷徳明(ds)、須藤 満(b)、佐々木秀尚(g)、宇都圭輝(key)

『 TRIX PARADE 20th Anniversary LIVE TOUR 』
 2004年の結成から20年、20枚目のアルバム発表。この記念すべきライブツアー、当初は行けない予定だったが予定を変更ししたため行けることに。ただし東京ではなく、関西ドライブ帰りの名古屋で。チケット購入時に予約番号が記されており、開場時にその順に入場し好きな席を取る。前から2列目、ドラムの熊谷さんが良く見えるよう正面でなくオフセットして着席、ベースの須藤さんのほぼ正面。女性客も結構おり、彼女たちは正面左側、ギターの佐々木さんかキーボードの宇都さんのファンらしい。客層が分かれるね(笑)。ちなみに結成時から聴いている、ライブ来ている人?と言うメンバーからの問いかけに手を挙げた人が20人くらいはいた。自分は10年程度。

 記念すべき20枚目のアルバムは発売と同時に購入し「予習」ずみ、2枚組で1枚は新曲もう1枚は旧作のリテイク、軽く過去をおさらいできる寸法。ライブのセットリストはこのアルバムメイン、いつも通りタイトなユニゾンあり、気持ち良いソロあり、そして客席乱入あり!須藤さんが一番長い時間だったが佐々木さん、宇都さんも。忘れちゃいけない「被り物」の時間、今回はお色直しが2回の入年ぶり。

 今日のライブでは、宇都さんの活躍ぶりが目に付いた。加入して2年、そろそろ慣れてきたか?演奏でも、MCでも、そして客席乱入でも。先輩方に囲まれプレッシャーも相当あると思うが、楽しそうで何より。

 来年もアルバム発売とツアーがあり、生で聴けますように。

 2023年10月10日 名古屋ボトムラインにて

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2023年10月10日 大人の社会科見学・あいち銭湯資料館

2023-10-19 20:00:00 | ノンジャンル

 関西ドライブの帰り、名古屋でライブを聴いてゆくため一泊することにした。下道移動でもなお時間があったので、これまで行けてなかった施設に寄ってみた。場所は鶴舞、すぐ近くのコインパーキングに1台のみの空き、助かる。

 施設は銭湯組合の事務所ビルの2階、狭い階段をあがると昭和の銭湯ワールド、廃業した銭湯から移設した下駄箱の扉部分だけとか、番台とかが大物。小物はお馴染みケロリン桶に始まり売店で売られていた品々、ホーロー看板、掲示物などさまざま。カランが印象的な、再現された洗い場も。またタオル絵に関するシリーズ物のパネル展示は興味深い。

 できれば、湯沸かしの関する部分の説明や掃除など、裏方部分に関する道具や説明(例えば銭湯の一日など)があると、単なる骨董品コレクションにとどまらずに良いのではないかと思った。

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2023年10月4~11日 【旅行】関西ロングツーリング(4)姫路・家島諸島

2023-10-19 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 10月9日、6日目。昨日はクルマイベントに終始したが、今日は島旅。姫路港にクルマを置き、姫路の沖にある家島諸島を訪ねます。宿は連泊。

(1)男鹿(たんが)島
 船が近付くと、大きく削り取られ岩肌が剥き出しになった異様な光景が目を惹く。ここは採石の島、島一周道路も採石場内を通り、休業日でないと歩けない。だが放し飼いの犬がいて危険との情報もあり、早々に島一周ウォークは断念、歩けそうな範囲を歩いてみた(写真左上)。「場内入場禁止」の看板に従うと、歩ける部分は数百mしかない。港にはナンバーなしの車やバイクが何台も、島はそこそこ大きいようでその移動用なのか。その割には人の姿は見かけなかった。平日は大勢の人が働いているのだろう。

(2)坊勢(ぼうぜ)島
 港に入ると、係留された漁船の多さと、岸から山の斜面にぎっしり立ち並ぶ家並に驚かされた(写真右)。港にあった地図の「おすすめコース」に従って約5kmのウォーク。完全に島一周ではないが、まあ良いか。岸壁に繋がれた台船上に造られた「船上レストラン」があり、持参のおにぎりランチは夜に回し、地魚の刺身定食を愉しんだ。登録された漁船数では、日本一多い島と言うのも頷ける活気があった。

(3)家島本島
 坊勢島からの船は、姫路からの船とは島の反対側である網手(あで)に着く。よって、港を移動するイコール島を半周することになる。2ルートあるうち、遠回りの道を選んだ。バスも通れる幅の完全舗装路だが、通る車やバイクは数台だった。そこそこアップダウンがあり、軽く汗を掻いた。歩いた島の西部は高台で林が濃く、旧坂を下って着いた真浦は、造船所が並び林立するクレーンと狭い湾を埋める各種の船が印象的だった(写真左下)。

 今日が祝日のためか、家島本島周辺に停泊している船が多かったが、いずれも採石運搬船のようでどの船にもクレーンが着いている。ガット船と呼ぶそうだ。帰宅後に調べてみると家島諸島だけで何十社もあるようで、改めて驚かされた。ともあれ予定通り3島を訪問、一昨日の淡路島とあわせ兵庫県の離島訪問は完了した気がする。

姫路港 0730
(船)
★男鹿島 0755/1030
(船)
★坊勢島 1040/1335
(船)
★家島(網手あで) 1345
(遠回り徒歩8㎞)
家島(真浦) 1545
(船)
姫路港 1612

 本日の走行距離:約16km

 ビジネスインふじや 連泊

 このあと10月10日に名古屋まで走り、ライブ鑑賞して泊まり。11日に頂いたホイールを保管のため倉庫に立ち寄ったのち自宅まで走り、8日間のツーリングを終えた。考えてみるとジェミニでこれだけの期間を旅した記憶は殆どなく(ファーゴでは何度もあった)、良い思い出になった。

 約1,500kmを走った結果、かねて怪しかったキャブレターの不調が顕在化し、高速で立ち往生すら頭をよぎったが何とか帰還、さっそく整備工場に連絡し、入庫の調整を行った。

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2023年10月8日 【ジェミニ】関西いすゞ&クラシックカーファンミーティング

2023-10-18 20:00:00 | クルマ

 今日は今回のロングドライブの主目的であるイベントへ。同じ車種に乗る仲間が集う場所に事前集合してから揃って行くとのことで、自分もまずそちらへ行き仲間に加えて貰う。数年ぶりではあるが殆どの人は過去にもお会いしており、敷居は低い。

 揃って会場へ、後刻の報告では参加台数は60台ほどでうち30台ほどがいすゞ車、その中での最大勢力が我が初代ジェミニと言うのは嬉しい限り(写真)。そして、しばらく疎遠だったネット繋がりのいすゞ仲間の何人もと再会できた。

 今回のミーティングにも、自分や知り合いの家から出た「不用品」を無料進呈で大量持ち込み。テーブルを出して盛大に店開き、サッとなくなるもの、残って半ば押し付けるように貰っていただいたもの。段ボール4箱分くらい持ち込んだが、小ぶりの1箱に収まる程度しか残らず満足。

 そして、関西の同行の士と物々交換。こちらからは細々としたパーツ類、先方からはホイール&タイヤセット。積んでいった不用品が残ったら積み込めず大弱りするところだったが、無事に積み込めた。

 予報通り午後から雲行きが怪しくなり、雨が降ってきて予定より早い15時前に終了。初日に大雨の中を走ってきたので、もう雨は気にしない。皆と再会を誓って別れ、宿に向かった。宿は本来工事の人で貸切のはずが自分だけ紛れ込んでしまったらしい。そのせいか判らないが、アメニティ、タオル、寝具、スリッパ一切なし。全部自前で持ってるから良かったけど、こういうこともあるのだと思った。

 本日の走行距離:約44km

 ビジネス旅館ふじや 泊

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2023年10月4~11日 【旅行】関西ロングツーリング(3)徳島→淡路島の離島→加古川(高砂)

2023-10-18 06:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 10月7日、4日目。今日は淡路島へ渡り、周辺の離島2つを訪ねたのち更に本州へ渡る。へ

(1)沼島(ぬしま)
 淡路島は目の前の鳴門に泊まったので、小豆島のそれと間違えそうな土生港から沼島へは当初の予定より1便早いのに乗ることができた。ほぼ一周できる道があるが、船の時間の都合と歩いていて景色が変わり映えしないため、半周程度のコースを歩いた。沿道つぎつぎに石仏が出てくるのは、島内八十八ヶ所めぐりができるから。1日かけてのんびり歩くのが正解だったか。山ノ大神社は歩道沿いに黄色い鳥居がずっと並ぶ、ちょっと異様な光景だった(写真上)。

(2)成ヶ島
 東岸を北上し、由良へ。ここから渡し船が着く成ヶ島は目の前の無人島であり、自分の定義では訪問対象外。なのだけど、せっかく傍らを通り時間もあるので、どんなところか寄ってみようと。乗り場で立派なリーフレットを貰うと、島の端に高台があり、そこから細長く砂州(トンボロ)が伸びている。船の人は「あわじ橋立や」と笑っていた。「なら展望台で股覗きします」と言ったら大ウケして気を良くする。確かに、見事な光景だった(写真下)。

(3)北淡歴史民俗資料館
 予定より早く行動した余裕で北海岸へ移動しドライブの途中に標識を見て立ち寄り。展示資料は古臭いものだったが、移築した民家もあり思いのほか充実していた。

 離島のほか淡路島で寄りたいと思っていた野島断層保存館にも寄ったところ、なんと施設整備のため休館。三連休に工事休館って何を考えているのかな。
 北海岸をドライブし、淡路ICから高速で明石海峡大橋。スマホナビで有料道路を除外する設定にしておいたため、長坂ICで降りて西神中央から県道のリレー、渋滞はなかったし自分なら絶対に選ばないルートだろうから面白かった。

 本日の走行距離:約168km

 ビジネスイン伊保 泊

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2023年10月4~11日 【旅行】関西ロングツーリング(2)和歌山→徳島→鳴門

2023-10-17 20:00:00 | 旅行・ハイク&ウォーク

 10月6日、3日目。友ヶ島、つごう4回目のチャレンジは?今日も荒天欠航(泣)。次のトライは、早朝の就航状況発表を確認次第、新幹線で駆け付けることにしようと思う。そうすれば13時の船には間に合うのだ。2泊したのに振られるって本当ツイてない。

 今日は徳島への移動日、予定を繰り上げ直ぐの船にも間に合ったが、ネット割引が効く3時間後の便にして細かく節約。乗ったのは2019年の新造船「フェリーあい」(写真は和歌山港の前便到着時に撮影)。予定より早く徳島入りしたので到着後、以下を回遊した。

(1)徳島空港
 徳島名物「フィッシュカツ」(魚の練り物のカツ)は市内各所で買えるが、コロッケのように1枚単位売り。これを使ったバーガーが空港内の店で食べられると判り立ち寄り。残念ながらハムカツみたいな感じで感動できなかった。
(2)賀川豊彦記念館
 少し前に代表作「死線を越えて」を読んだばかりの偉人の記念館に出くわすとは、何かの縁か。
(3)ドイツ館
 日本で初めてベートーベンの「第九」が演奏されたのが、坂東俘虜収容所だと言う。その縁で作られた施設。隣接の道の駅でカリーブルストが食べられたのだが、本館の見学を終えてから行ったら営業終了。見学前に寄れば間に合ったのに残念。

 夜は旧来のいすゞ仲間と、これまた数年ぶりに会った。

 本日の走行距離:約53km

 NEXELアルファ鳴門 泊

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