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「知ってても偉くないUSA語録」町山智浩

2014年07月01日 21時33分49秒 | 読書(英・米)


「知ってても偉くないUSA語録」町山智浩


今年5月12日に紹介した「教科書に載ってないUSA語録」の続編。→「教科書に載ってないUSA語録」町山智浩
流行している言葉、話題になった語彙からアメリカの現状をレポート。 
面白くて、知識も増える、一挙両得。

P282-286
第二国歌と言われる『アメリカ・ザ・ビューティフル』を様々なルーツを保つアメリカ人少女が歌っていく。
(中略)
この歌詞を、少女たちはそれぞれの言葉に訳して一説ずつ歌う。メキシコ系はスペイン語で、ユダヤ系はヘブライ語、中国系は北京語、アラブ系はアラビア語、アフリカ系はセネガル式のフランス語、そして先住民プエブロ族はケレス語で。
(中略)
「せっかくの名曲が台無しだ」「ここはアメリカだ。英語が嫌なら出て行け!」などのヘイト・コメントがYouTubeやフェイスブックにあふれた。
(中略)
で、コカ・コーラの多言語CMだけど「ここはアメリカだ!英語で話せ!」と怒るのもおかしな話だ。英語ってイギリス語じゃん。このCMで歌ってる先住民の言葉、ケレス語のほうが、本当のアメリカ語だからね!

【参考リンク】・・・問題のCM
Coca-Cola - It's Beautiful - Official :60

【参考リンク】2
アメリカの美しさ」を表現したコカコーラ社のCMに賛否両論 ...

【ネット上の紹介】
気鋭の映画評論家・コラムニストの町山智浩氏による 「週刊文春」人気連載の単行本化、第二弾! アメリカの政治・経済・エンタメを現地リアルタイムレポート。澤井健氏の爆笑イラストも収録しました。(「まえがき」より要約) アメリカで話題の言葉は、面白い。面白くて怖いーー。「共和党の候補だったミット・ロムニーは、20億ドル以上を投じた2012年の大統領選を、たった二つの失言でしくじりました。本書では政治家の発言以外にも、『トロフィー・ワイフ』のように学校や職場では使うのをためらう言葉、『フォトボム』などネットとスマホの時代に生まれてアッという間に広がった新語も紹介しています」 〈本書に登場するUSA語録〉 レッドネック=貧乏白人 キッズヴォート=こども投票 マンスプレイン=男がドヤ顔で講釈垂れること ドーマ=結婚防衛法 パンプ&ダンプ=ボロ株を使った詐欺 プライムエア=アマゾンの無人ヘリによる宅配 デトロピア=デトロイト+デストピア など 全74のキーワードを収録。