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「勝負~剣客商売」(11)池波正太郎

2016年07月09日 08時49分31秒 | 読書(歴史/時代)


「勝負~剣客商売」(11)池波正太郎

11巻目を読んだ。

P74
 俗に、
「貧乏旗本」
 などと呼ばれるのは、この小十人組の士(もの)のことなのである。
「百俵六人泣き暮らし」
 ともいわれている。
 家族が六人もいたら、とてもやっていけないという意味であろう。
 武士の家の次男・三男は、家を継ぐことができぬゆえ、父や兄の[厄介者]として暮らさねばならぬ。
 養子の口があれば上々だが、これまた、身分の低いものにとっては、おもうようにまいらぬ。