「二千七百の夏と冬」荻原浩
縄文時代から弥生時代への移行期の話。
縄文人・ウルクは十五歳。
狩りをして暮らしている。
ある日、禁忌の南の森でカヒィという少女と出会う。
前半はゆっくり物語が流れ、縄文人の暮らしが描かれる。
後半、ウルクが村を出ることになる。この下巻から面白くなてくる。
【おまけ】
同じような作品でエイラのシリーズがある。(こちらの方がわくわく感が上)
中村妙子さん訳・評論社版が良い。
基本、「超訳」には反対だが、エイラシリーズに限って言えば、完訳版より面白い。
なぜなら、ホーム社・完訳版は、レディースコミックか?ってくらい原始人の性生活が描かれるから。
途中でうんざり…。
【ネット上の紹介】
紀元前七世紀、東日本―ピナイ(谷の村)に住むウルクは十五歳。野に獣を追い、木の実を集め、天の神に感謝を捧げる日々を送っている。近頃ピナイは、海渡りたちがもたらしたという神の実“コーミー”の噂でもちきりだ。だがそれは「災いを招く」と囁かれてもいた。そんなある日、ウルクは足を踏み入れた禁忌の南の森でカヒィという名の不思議な少女と出会う。
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