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「名もなき日々を」宇江佐真理

2019年01月29日 22時06分18秒 | 読書(歴史/時代)


「名もなき日々を」宇江佐真理

シリーズ13作目。

人別改について
P58-59
詳細に人別改をするのは、無宿者をなくす目的が大である。無宿者は犯罪に繋がる場合が多いせいだ。火付盗賊改め役の長谷川平蔵が人足寄せ場の設置を幕府へ強く勧めたのも、かつては江戸市中に無宿者が多かったからだ。

表紙の絵は茜が振り向いたところである。
P236
茜は泣いていた。水洟を啜りながら必死で嗚咽を堪えていた。鶴子は茜の泣いた顔を初めて見た。
(このシーンは見どころ…読んでみて)

【ネット上の紹介】
絵師を目指す伊三次の息子・伊与太は新進気鋭の歌川国直に弟子入りが叶い、ますます修業に身が入る。だが、伊与太が想いを寄せる八丁堀同心・不破友之進の娘・茜は、奉公先の松前藩の若君から好意を持たれたことで、藩の権力争いに巻き込まれていく。伊与太の妹・お吉も女髪結いの修業を始め、若者たちが新たな転機を迎える。

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