「かぐや姫三世 わたしを月まで連れていって!」松田志乃ぶ
松田志乃ぶさん、久しぶりの新刊。
平安朝を舞台にしたコメディ。
かつて宮廷を騒がせたかぐや姫の孫がやってきた。
母から、不老不死の霊薬「蓬莱酒」を探し出すよう指示され、下界に降りてきた。
お供は、怠け者のウサギだけ。
さて、どうなるか?
ところで、私は松田志乃ぶ作品を全て読んでいる。
遅筆とはほど遠く、圧倒的な創作力に感心していた。
ところが、ここ2年ほどペースが落ちていたので心配していた。
まさか、病気になったとか…アイデアが枯渇したとか…。
悪い想像ばかりしてしまう。
しかし、それは杞憂であった。
P270あとがきに次のように書かれている。
おととし、去年とプライベートがせわしなく、なかなか執筆の時間がとれなかったのですが、書きたいお話もたくさんあるので、少しずつ刊行のペースを戻していけるようがんばります。(あー、よかった)
【おまけ】
烏丸を「からすまる」とルビを振っていたのでの、誤植を見つけたと、思ったら、烏丸小路の場合は、これでいいようだ。
知らなかった。
【ネット上の紹介】
月の王女・かぐや姫三世は、不老不死の霊薬「蓬莱酒」を探し出す任務(?)を言い渡される。蓬莱酒は祖母の初代かぐや姫が若き日に盗み出し、人間界に放置されているという。地上に降りたかぐや姫三世だが!?