「嘘つきは姫君のはじまり」シリーズを再読した。
次の13冊。
「ひみつの乳姉妹」
「見習い姫の災難」
「恋する後宮」
「姫盗賊と黄金の七人 前編」
「姫盗賊と黄金の七人 後編」
「ふたりの東宮妃」
「東宮の求婚」
「寵愛の終焉」
「少年たちの恋戦」
「初恋と挽歌」
「千年の恋人」
「貴公子は恋の迷惑」
「夢見るころを過ぎても」
最後の2冊は外伝。
「姫盗賊と黄金の七人 前編」P273
「おれは文殊丸――いや、源頼光だ。父は左京一条に住む源満仲という者だ」
「千年の恋人」P241
「酒飲みの童子か・・・・・・そのまま名前にすれば、酒呑童子だな」
酒呑童子と茨木。流れ者みたいな奇妙な男たちだったが、(後略)
源頼光といえば、酒呑童子退治のエピソードが有名。
茨木は酒呑童子の配下。
その話が巧みに盛り込まれている。
以前も描いたが、このシリーズで一番気に入っている登場人物は、五節と姫子のペア。この二人が描かれる短編が、「尼姫さまがやってきた!」「ふつうの速さで歌うように」は、特におもしろく、何度も読み返している。
スピンオフで、また描いてくれないだろうか?
【誤植】
「恋する後宮」P206
(誤)宮子のぞんだ事態ではなかった。
(正)宮子ののぞんだ事態ではなかった。
「ふたりの東宮妃」P64
(誤)兄の伊尹が大姫の事件に関するいっさいを兼通に
(正)兄の伊尹が大姫の事件に関するいっさいを兼家に
「ふたりの東宮妃」P64
(誤)「何しろ母上は兼通の粗暴・乱暴な性質を
(正)「何しろ母上は兼家の粗暴・乱暴な性質を
「東宮の求婚」P202
(誤)一条殿に後押しをされてる二条の姫の
(正)堀川殿に後押しをされてる二条の姫の
「初恋と挽歌」P14
(誤)そして烏鷺切りの持ち主は
(正)そして狭霧の持ち主は
【参考リンク】
初瀬観光協会公式ホームページ