「ふたりみち」山本幸久
野原ゆかりは、売れずに引退した67歳の歌手。
詐欺にあい借金返済のため、営業の旅にでる。
津軽海峡をフェリーで本州に渡る時、12歳の家出少女と出会う。
いろいろあって二人は一緒に旅を続けることに。
巡業と共に絆が深まり、二人の背景と過去も明らかになっていく。
久しぶりに山本幸久作品を読んだけど、とてもよかった。
本作品は心に染みた。もしかして最高傑作かも。
最後のフレーズは泣かされた。
「失恋延長戦」に匹敵するエンディングだ。
「失恋延長戦」山本幸久
【他のお薦め作品】
【ネット上の紹介】
函館から津軽海峡をフェリーで渡る67歳の野原ゆかりは、元ムード歌謡の歌手。借金返済のため、営業の旅に復帰したのだ。その船内で知り合った12歳の家出少女森川縁が、なぜかゆかりの後をついて来る。旅先で起きるトラブルや55歳の歳の差を乗り越えて、いつしかふたりは固い絆で結ばれていく。そしてたどり着いた最後の会場、東京。そこにはゆかりの悲しい過去が刻まれていた…。
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