青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

日の丸の価値、シーズンの価値

2006年03月21日 21時37分04秒 | 日常
(写真:近所の銭湯)

広い風呂に入りたくなったんで、食事の後歩いて3分の銭湯に行って来たが、これがレトロでなかなかいい雰囲気。気に入りました。
壁に富士山の絵と磯に打ち寄せる波しぶきって、未だにこんなとこあるんだなあとw。これからも、ちょくちょく寄るかな。

さて、大団円ですかね。WBCは日本の優勝に終わりました。
正直三度目の正直で韓国に勝ったんで、決勝と言えどもこちらのモチベーションは若干落ち気味ではあったのだが、それでも11時から16時までガッツリテレビの前に釘付けになってメシも食わず。
それにしても、自分を含めプロ野球ファンと言うのはサッカーと違ってドメスティックなものでして、「世界」に不慣れな香具師が多かったと思うのだが、日の丸を背負って世界に立ち向うと言うシチュエーションの世界がどう言うものなのかやっとこ理解できたのかもしれないねえ。改めて必死に熱くプレーしている選手の一球一球、ワンプレーワンプレーが濃厚に感じられたし、特に今日はベンチ一丸、世界取ったるわ!と言う気配があったね。
やたらと感情を剥き出しにしていたのが印象的だったイチローは別格としても(まあそれにしても優勝後のあのノリはHGに近いだろw)、福留の美味しすぎる復活。アウトローに機械のように投げ続ける上原の神ピッチ。Aロッドに立ち向った薮田。川崎&西岡の二遊間もほぼフル出場でやらかしも多かったが代表の中で魅力的なコンビになったね。多村がラビッターなんてもう誰も言わないだろう。ベンチでは宮本のアテネ伝道師としての陰のキャプテンシー。大やらかしの今江も今日のタイムリーでわずかに溜飲が下がったか。
それもこれも韓国の執念、ボブ(笑)、メキシコの意地、初物尽くしの大会運営の妙が苦難と理不尽を生んで、そこを乗り越えたからこその大きな日本での関心と熱狂を呼んだんだろうと思う。

NHKで流れた映像。大分駅前で優勝シーンを見ていた老人に向かってアナが尋ねる。

「日本、やりましたね!」
「うん。うん。…良かった。…わしゃあ、野球が好きだから…」

このじいちゃんの気持ちが、全ての日本のプロ野球ファンの気持ち…かな?

パシフィックはもう今週末からシーズンインだ。
正直国際大会と国内リーグを同列に比較する事は出来ないと思うが、それでもWBCに負けるな、日本プロ野球。

銭湯から帰って火照った体に真露をライムで割ってクイクイ。飲み足りなくてビールまで飲んでるので、文体が感傷的なんですが勘弁してくださいw
コメント
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