青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

どこにあるのかコンニャク屋

2017年05月22日 00時00分00秒 | 飯山線

(水仙咲き乱れる@西大滝~桑名川間)

菜の花祭りを鑑賞した後は、142Dを撮るために十日町方面へ。それこそ津南の先辺りまで行ってから急に方向を変えたので、ヨメさんが「関越(湯沢方面)から帰るんじゃないの??」と驚く。申し訳ありません、追わせていただきます(笑)。ノリノリの子供と私をよそに昼寝を決め込む女性陣。そらそうよ。適当に線路際をロケハンしながら西大滝先の藤沢の集落へ。水仙咲き乱れる集落の土手っぷちを、幌側先頭の飯山キハが行く。


惜しむらくは142Dの時間帯は曇ってしまって大した露出はなく…三日前に来た時もこの辺り曇ってたような気がするんだが、撮影地としての相性があまり良くないのだろうか(笑)。集落を走り去るキハを後追いで撮ったら、変わった名前の踏切名が飛び込んで来た。コ、コンニャク屋??うーん、今は影も形もないけれども、いつしかこの集落を鉄道が通る時に、ここにコンニャク屋があったんだろうね。そう言えば箱根登山の彫刻の森手前に「牛乳屋踏切」ってのがあるね。長電の信濃吉田の辺りに「酒屋前踏切」と言うのがあったのも記憶しているが、それ系(どれ系?)のコレクターの方の情報をお待ちしています(笑)。


雄大に流れる千曲川に沿って、コントラストがない分ぼんやりと柔らかい新緑の森の縁をなぞるように飯山色が行く。川に架かる橋は上境の先の湯滝橋。渡ったところに「いいやま湯滝温泉」というのがあって、上境駅から歩いてすぐの駅前温泉系。戸狩からこの辺りにかけてもぽつぽつと温泉場がありますが、惜しむらくは観光のために開発された新興の温泉地だけに、歴史と湯量を誇る野沢の足元にも及ばない感じはしますがね。
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