青空、ひとりきり

鉄路と旅と温泉と。日々の情景の中を走る地方私鉄を追い掛けています。

潮風に 伸びる鉄路と 汽車の影。

2022年09月06日 17時00分00秒 | 京都丹後鉄道(丹鉄)

(長いホームの片隅で@栗田駅)

穏やかな栗田湾に沿って広がる栗田の集落。その真ん中にあるのが栗田の駅。「くりた」ではなく「くんだ」。今となっては持て余す長いホームとその長い有効長は、 かつては急行丹後・丹波・はしだて・大社と数多の急行列車が駆け抜けた旧・宮津線のそれだろうし、そして丹後半島の物資の集散を担って貨物列車が行き交ったのだろう事も想像に難くありません。潮風に錆びて風合いの出た跨線橋と、そんな国鉄時代の思い出を今に伝えるホームの古びた待合室。

仄かに潮風の香る漁村の駅の午後。スカイブルーの気動車が、宮津の街へ向かうおばちゃんを一人乗せて、足早に走り去って行きました。


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