(入居者募集中@宮津市街)
あまりにも強烈なワードが書かれていたので思わずカメラを向けてしまった、宮津市街某所の「独身マンション」。個人情報やらコンプライアンスがウルセエこの時代に、そんなあからさまに個人のパーソナリティを披露していいものなのか。というのもあるし、独特の書き文字が物凄く昭和だし、マンションの「ン」の文字が星になってるところとか、「うる星やつら」とかそういうのを彷彿とさせる(笑)。宮津に突然現れたるーみっくわーるどなのか。波型のトタン屋根、どう見ても1Fの工務店の従業員が住まわされているタ〇部屋としか思えないのだが、見たところそれなりの居住者がいる模様。はからずも独身の皆様、宮津方面でご就職の予定があるのであれば、居住地の選択肢に入れてみてはどうでしょうか。
晴れたり陰ったりが猫の目ベースで変化したこの日の丹後半島。引き続き、丹鉄に乗ったり沿線をロケハンしながらパチリ、パチリ。若狭湾に繋がる宮津湾に沿って、細長く連なる宮津市街。丹後半島の中心に位置する都市で、人口は約16,000人。丹後半島の中では平成の大合併で6町が合併した京丹後市の方が市域も人口も大きいですけど、経済と行政の中心はここ宮津市という事になりましょうか。産業はやはり漁業と、それに付随する水産関連の加工だったり、あとは天橋立や傘松公園を中心にしたホテルなどの観光業でしょうか。
ちなみに宮津市域をGoogleマップで見ると、宮津市の中心部と北部は天橋立だけで辛うじて繋がっているといういびつな形状となっています。平成の大合併の際、宮津市はお隣の現・与謝野町(加悦町、岩滝町、野田川町)プラス伊根町との1市4町の広域合併を目論みまして、この話が成就すればめでたく宮津市の南北分断は解消されたはずだったのですがこれが破談。宮津市は引き続き単独での自治体継続の道を歩むこととなりました。この手の広域合併、政治的な思惑とか住民感情だとか、合併市町村の中での主導権争いの中で上手く行かない事もあるっちゃある訳ですけど、過疎化高齢化による人口減、それに伴う地方行政の歳入不足、広域での水道・消防・救急などの住民生活のためのネットワークの維持、それこそ公共交通インフラの整備とか、減少して行く人口の中、宮津市単独でどこまでやれるかというのはありそう。
穏やかな宮津湾を横目に、草生す線路を走る京都丹後鉄道のKTR700形。三セクとして開業してから30年余り、宮津市の人口は25,000人から16,000人に、京丹後市市域の人口は70,000人から50,000人を切りました。こと「半島」と呼ばれる地域ってのは、ここ丹後のみならずどうしても交通の便が悪くなりがちなのが辛いところで、末端部から人口が減って行ってしまう傾向にあるのですが、この約30%の人口減が、丹鉄の収益面と将来に重くのしかかっています。
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