(貫先神社の最寄り駅@上州一ノ宮駅)
西毛に夜の帳が降りて、上州一ノ宮の駅。「ゆかりは古し 貫前神社」と上毛かるたに謡われる、上野の国の一之宮・貫前(ぬきさき)神社の最寄り駅。富岡の街の西のはずれ、鏑川が刻んだ河岸段丘の上にあり、1500年の歴史を持つ、まさに「ゆかりは古し」神社なのですが、今の社殿も江戸時代に三代将軍徳川家光が建立したものと言われていて、「一之宮」としての格式の高さみたいなものが感じられますね。そんな神社の最寄り駅であるこの駅も、小さいながら立派な風格のある駅舎を持っており、平日は駅員さんも常駐しています。仕事帰りと思しき男性が、出札窓口でキップを購入。
平日の午後6時過ぎ、上り電車に10人程度の乗客。上信電鉄らしい特徴のある独特の太文字で書かれた駅名票が目を引く。何というか、こう、ウナギが元気にのたくったみたいな太文字である。そして、富岡製糸場の世界遺産登録を祝う広告も、既に平成26年の登録から今年で10年になるのだが、いつまで祝っておるのかという気にはなる(笑)。それまではこのスペースに地元のお店の広告とか入ってたんだけど、いまさらそういう場所の広告を募ったところで集まりませんもんねえ・・・JRでも今は車内とか駅の広告を集めるのに難儀しているということですから、いわんや上信電鉄をや、という感じか。交換のサファリ編成を待たせてやって来たデハ251+クハ1301のコンビ。ホームの乗客を吸い込んで、足早に高崎へ向かって上って行きます。
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