tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

談山神社・十三重塔がリニューアル

2007年11月20日 | 写真
11/17(土)、桜井市多武峰(とうのみね)の談山(たんざん)神社で、修理が完成した重文・木造十三重塔の落慶大祭が行われた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071117i403.htm?from=navr

この塔は国内唯一の木造十三重塔で、高さは約17m。もとは藤原鎌足の長男・定慧が父の冥福を祈って建立したものだが、現在の塔は室町時代の再建だ。42年ぶりに桧皮葺(ひわだぶき)の屋根をふき替え、柱も真っ赤に塗り直した。使った桧皮は約21万枚。柱の塗り直しには3~5人の職人が、約75cmの各層のすき間に寝転んで入り、塗料のしずくを顔に受けながら3か月かけて塗ったという。

写真は、おなじみのアングルで(向かいの小高い丘の上から)撮ったものだ。ご苦労の甲斐あって、屋根も柱もピカピカだ。たくさんのアマチュアカメラマン(およびウーマン)が三脚を並べていて、順番を待つのにも相当時間がかかった。

今回は、塔の左隣に写すはずの権殿を写し込んでいない。権殿も屋根のふき替え中で、木の足場が建物を囲むように組まれていたので避けたのだが、この神社では2011年度までに、8棟の修理を予定しているそうだ(総事業費は約8億6千万円)。
※参考:十三重塔と権殿(04.11.26撮影)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/76/cffdcd21ed0131c3bdd2405a7d0c82ee.jpg

それにしても、紅葉の季節には渋滞がひどい。私は朝早く出て午前9時過ぎに着いてのでスムーズだったが、帰る頃の対向車線は目を覆うばかりの大渋滞だった。地元の桜井市民は、夕方近くに訪れるという。

この様子だと紅葉は今月一杯は大丈夫そうだが、土日には早朝か午後遅い時間帯をお薦めしたい。
コメント (4)
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