tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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男は仕事、女は家庭

2007年11月07日 | 奈良にこだわる
「男は仕事、女は家庭」というと志賀直哉を思い出すが、今朝(11/7)の奈良新聞1面トップ記事の見出しは《「遅く」「長く」全国1位 際立つ「分業形態」》だった。

奈良県統計課は11/6、「社会生活基本調査」(平成18年)のうち、生活時間に関する県内の結果を公表した。

記事によると《平日における県在住で仕事を持つ男性の帰宅時間は全国1遅く午後8時7分。また女性の家事関連時間は全国で最も長く、4時間14分となっている。「男は仕事、女は家庭」という分業形態が他府県に比べて際立っているほか、県外就業が多く、通勤時間が長いという実態も浮かび上がった》。

男性の帰宅時間では、最も早い高知県などは午後6時台だそうだ。それに比例して奈良県男性の家事関連時間は36分と、全国で5番目に短い。

記事は《県外就業が多く、通勤時間が長い》というが、平均起床時間(平日で午前6時37分)は全国平均並みだそうだから、私は「仕事熱心」なのだと解釈したい。「男は仕事」を地でいっているのだ。「働き盛りの中年県民の満足度は低い」という南都経済センターの調査結果とも符合する。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/ef6a0c3d9b2c0902c884b86fb2da7298

私の周囲でも、女性の寿退職(結婚退職)がやたら多い。統計的に見ても奈良県民は裕福だから、仕事をする必要がないのだな、と解釈していたが、そのウラには「女は家庭」という考え方があったようだ。

県民性についてはたくさん本が出ているが、今回の調査結果は奈良の県民性をうまく言い当てている。詳細データをよく読んで、いろんなところで活用したいと思っている。
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2006/index.htm

※写真は大阪・淀屋橋上から(本年10月の撮影)。午後5時頃なので、まだまだ仕事は続いている。
コメント (3)
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