tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大和高原で宇陀牛BBQ

2008年09月02日 | グルメガイド
会社の同僚・OBで作る「京都食べ歩き同好会」の幹事さんから、「(会のメンバーでOBの)Nさんから、BBQ(バーベキュー)のお誘いをいただいたので、tetsudaさんも行きませんか」との電話があった。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/6caa29eda15aadc5eb0ba95919752a5d

Nさん宅(宇陀市大宇陀区)の最寄り駅は近鉄榛原駅なので、奈良市内のわが家からだと、特急に乗っても1時間以上かかる。そこからさらに15分ほど車に乗るという。普通ならお断りするところだが、私は二つ返事で「ぜひお願いします」とお答えした。なにしろ宇陀は、「宇陀牛」の本場だからである。



宇陀牛とは、但馬牛を改良した和牛である。宇陀地方では古くから農耕用・食肉用として牛の繁殖が盛んで、今も県内和牛生産の中心地である。なお宇陀牛とまぎらわしいのが「はいばら肉」で、これは「元祖はいばら肉 福寿館」として商標登録されており、「福寿館」と「うし源」だけがこのブランドを使っている。牛そのものについての定義はないようだ。



いよいよ8/30(土)、電車と車(OBのMさん運転)を乗り継いで、Nさん宅に到着した。お宅は山の斜面に石垣を積み上げ、お城のようにそびえ立っている。門はご覧の通りの立派なもので、右手奥にNさん手作りのガレージと広場があり、ここでBBQをいただくことになっていた。すでに到着していたYさんとTさんが、炭火を熾(おこ)して準備されている。

お肉は、サシの入った見事な宇陀牛だった(100g=730円)。これを炭(Nさんの亡父が焼かれた)の火で炙(あぶ)る。焼くというより軽く炙る程度が美味しいのだ。焼き加減「レア」の肉を口に入れると、とろけるようだ。さすがは宇陀牛だ。お肉とタレは宇陀食肉店(宇陀市菟田野区岩崎327-1 ℡ 0745-84-2019)で調達されたそうだが、肉は新鮮だしタレの具合もちょうど良い。「メタボ」という言葉が一瞬頭をかすめたが、今日だけは目をつぶることにした。



美味しいのは宇陀牛だけではない。ほとんどがNさんの自家製という野菜やスイカ(種なしでとても甘い)、Nさんが釣ってこられたイカも出てきて、とても贅沢なBBQパーティーとなった。締めの三角おむすびも3個いただいた。水が良いのだろう、米の味が段違いだ。





総勢7人で3kg弱だから、1人平均で約350g(大きめのステーキ2枚分)もの牛肉をいただいた計算になる。そこにソーセージやイカやおにぎりも加わったから、相当のカロリーオーバーであるが、まぁ、この日だけのことだが。で、しばらく牛肉を自粛することにしている。

途中で小雨が降ったが、すぐに上がって東の空に虹が出た。それが冒頭の写真であるが、画面中央遠方に虹が見えるだろうか。虹の向こうは伊勢湾で、朝日が昇るところや、冬の「かぎろい」も見渡せるという。

今夏の私は宇陀がマイブームで、夏休みもBBQも、そして実は昨日(9/1)も、仕事がらみで宇陀松山に出かけてきた。

味も景色も雰囲気も抜群のBBQパーティーだった。意地汚く目一杯いただいたので、来年以降はお呼びがかからないだろうなぁ。
コメント (4)
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