tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

大阪のモツ鍋「暁-AKATSUKI-」

2008年09月28日 | グルメガイド
お取引先のYさんに、美味しいお店にお連れいただいた(9/18)。梅田の「暁(あかつき)」という鍋専門店である。

太融寺町北側の「北区神山町」にあり、建物は昭和初期の洋風建築だ。もとは個人病院だったそうだが、よく焼け残ったものである。表に「白鍋…1800円 赤鍋…1800円 アサヒ熟撰…550円」という蛍光灯の看板が出ている。

入ると、だだっ広い畳の大広間があり、厨房は薬剤部のような場所にある。壁には、芸能人のサイン入り色紙が50枚近く貼られている。お笑い系や若いタレントの名前が目立つ。

ここの名物は、日向赤鶏で取ったスープの「白鍋」と、そこに四川風の「辛味ダレ」を加えた「赤鍋」だ。最初に白鍋→タレを加えて赤鍋、という食べ方もできるが、この日は7人の大所帯だったので、最初から白と赤の2つの鍋が運ばれてきた。



グラグラと煮立ってきた白鍋のスープをひと口、じんわりと美味しい鶏スープだ。あっさりとしているのに、鶏の旨味が凝縮しているのだ。味付けの塩は、ミネラルたっぷりの内モンゴル「天外天塩」だそうだ。具の鶏肉も豚肉(岡山県の「大山餅豚」)もてっちゃん(牛のシマ腸)も、新鮮でとても美味しい。ニラやタマネギにも、肉の味がよくしみ込んでいる。ポン酢をふりかけても良い。



次に、隣の赤鍋をひと口。これは辛い! ニンニクがよく効いている。私には辛すぎるので、白鍋のダシを半分加えると、ちょうど良い具合になった。てっちゃんは赤鍋によく似合う。これはまさに「大阪のモツ鍋」だ。
http://blog.kansai.com/maa/500


上が馬刺し

一品の馬刺しは、サシが入りトロリとした絶品だ。少しニンニクをつけていただくと、口の中で馬が暴れ出すような趣きがある。豚肉とキャベツがたっぷり入ったふわ卵(600円)は、鍋の合間に食べるのにちょうど良い。従業員の応対も、てきぱきとして気持ちがいい。


ふわ卵(キャベツ入りのとん平焼)

途中、トイレを使ったが、まさに昔の医院のトイレそのもので、とても懐かしい思いがした。

こういうお店は、残念ながら奈良にはない。ワイルドな大阪のパワーを象徴するような店だ。若い芸人はここで元気をつけて、明日のステージに立つのだろう。いかにも大阪に似つかわしいお店である。

翌日、家内や同僚からさんざん「ニンニク臭い」と言われたので、赤鍋は休前日に限るのが良さそうだが、これからの鍋の季節には自信を持ってお薦めできる店である。
Yさん、有り難うございました。

※ホットペッパーの同店サイト(クーポン付き)
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000017116.html
コメント
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