tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

なら 鮨 かねこ

2008年09月13日 | グルメガイド
昨日(9/12)、会社の上司に、良い店にお連れいただいた。この7月にオープンしたばかりの「なら 鮨(すし)かねこ」(奈良市西御門町11-11)というお店だ。

近鉄奈良駅前の大宮通沿い、「奈良交通定期観光バス案内所」ビルの西側・金子モータープール隣にあり、1階にたこ焼屋、2~3階に焼鳥屋(総本家 備長扇屋)の入居する「プライムビル」6階である。

店内は、木をふんだんに使った高級感のある内装で、壁には源氏物語の屏風絵まで掛けられている。ガラスケースに展示された香炉も、相当の値打ち物のようだ。




店内の様子(店主のご好意によりHPから転載)

コース料理の品が、次々に運ばれてくる。冒頭の写真がその第一弾だ。刺身はとても新鮮で、特に手前の「炙(あぶ)りトロ」は絶品であった。付き出しの一品も、手が込んでいる。

続いてホタテ貝柱のプロヴァンス風(ハーブやオリーブ油を使用)、岩牡蠣の刺身などのひと工夫した料理が出てくる。牡蠣のコリコリとした食感がたまらない。味だけでなく、ご覧のようにヴィジュアルも素晴らしい。





日本酒は久保田(百寿、千寿)で、見事な酒器に入って出てくる。漆塗りのお膳も杯もお椀も、すべてご主人が所蔵されていたものだそうだが、「こんなに気楽に使って良いのかな」と心配になるほどの、立派な古美術品だ。



さっくりと揚がった天ぷらに続いて、握り寿司が出てきた。厳選された新鮮素材が使われていて、さすがに美味しい。締めににしんそばとデザートをいただいて、満腹になった。お連れいただいたMさんには、感謝の言葉もない。



寿司店というより、「高級板前割烹の店」と呼ぶ方がピッタリ来る。とにかく、板前さんの力量がすごいのだ。骨董好きにも、たまらないお店である。

評判を聞いて、大阪からわざわざ食べに来る人もいるそうだが、宣伝があまり行き届いていないので、地元でも知る人が少ないのが残念だ。「あまから手帖」や、「奈良グルメ図鑑」の「たまに行くならこんな店」(高級なA級グルメ店)欄に掲載されれば、お客も増えるのだろうが。

立地も、近鉄奈良駅前(徒歩1分でコンコース)と申し分ない。ここは間違いなく奈良の銘店として、広く知られることになるだろう。皆さんにはぜひいちどご来店いただき、「奈良にうまい店あり」を全国に広めていただきたいと思う。

※奈良市西御門町11-11 プライムビル6階 
℡0742-20-1112(予約 0742-20-1113) 17:00~23:00 日祝休
おまかせ料理6000円~、寿司盛り合わせ3000円~、刺身1200円~ ほか

※お店のホームページ
http://www.sushi-kaneko.com/index_info.html
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする