tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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東京人の “ええ子スタイル”

2008年09月20日 | 環境問題
久しぶり(9/11)に上京し、東京駅から山手線に乗り込んで驚いた。スーツスタイルがとても多いのだ。サラリーマン風でシャツだけという人は、ごくわずかだ。

しかし、よくよく観察してみると、スーツを着ていても、ほとんどの人はネクタイを外している。

エコスタイル(ノーネクタイ・ノー上着)が広がりはじめた頃、「ネクタイを外して上着を着るのは、“エコスタイル”ではなくて“ええ子スタイル”やな」と言い合っていた。ネクタイと背広上着を脱ぐから体感温度が下がり、室内温度を28℃に抑えられるのだ。それなのに、体裁を気にして上着を着るというのは「エコ」(省エネによる地球温暖化防止)に反する。


「Tendances de langage」のサイトより

その後(2005年)「クールビズ」という言葉ができて、政府の肝いりでファッションショーが開かれたときも、エコに反して「ネクタイなし、背広あり」の人が多くて、ガッカリした。星野仙一などは、白の背広上下にノーネクタイで登場し「こんなカッコで仕事するサラリーマンがいる訳ないやろ」と思わずテレビにツッ込んでしまった。


左は元トヨタ社長の奥田碩氏

「東京人は“ええ格好しい”が多いから、ああいう中途半端なスタイルになるのだろうな」とも思った。東京のデザイナーやスタイリストは、環境省の趣旨をよく理解していないようだ。その点、「かりゆしウェア」(沖縄のアロハシャツ)で貫いた小泉さんはエラい。

4年間のクールビズの挙げ句の果て、東京では“ええ子スタイル”の跋扈という結果になった訳だから、固定観念というのは恐ろしい。こういう人に限って「キミ、ちょっと暑いんじゃないか?」などと言って、室温を下げさせているのだろう。実際、あのスタイルでは、室温を26℃くらいにしないと暑くてたまらない。

その点、関西は正直な「ノーネクタイ・ノー上着」が多い。「関西夏のエコスタイル運動」としてこのスタイルをいち早く普及させたのは「関西広域機構」(関西の自治体や経済団体の連絡協議会)だから、それを引き継いでいるのだろう。

クールビズの期間(9月末まで)もまもなく終わるが、“ええ子スタイル”の皆さんには、その(良くない)心がけが冷房温度を下げさせ、省エネを妨げているのだということをよく考えていただき、来夏からは、完璧な「ノーネクタイ・ノー上着」としていただきたいと切に願う。

※冒頭の写真は、イトーヨーカドー昭島店のホームページより
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