以前、蔵武Sさんから、美味しい焼鳥屋さんを紹介していただいた。八木(橿原市)の「多恵」というお店で、大和肉鶏を使っているということだった。奥さん(多恵さん)とおばあちゃんがお店を切り盛りし、ご主人は六田(吉野郡大淀町)で大和肉鶏の養鶏場を経営されているそうだ。
六田の養鶏場へは、一度取材でお邪魔したことがある。広々とした平場で鶏が飼われていて、臭いも全く感じられない。たっぷり運動して身を引き締めるから美味しい「かしわ」になるのだ。
http://www.news.janjan.jp/living/0408/0408168103/1.php
八木方面は車ではよく通るが、電車で行くことはめったになかった。この日(9/4)は、ちょうど近くへ出かける用事があったので、帰りに立ち寄ってみた。
駅から北西へ徒歩3分ほどだが、大通りから外れているので、少し迷った(八木駅前広場を通って行けば分かりやすい)。写真のように、こざっぱりとしたお店だ。

メニューは豊富で、ざっと40種類ほどある(うち焼鳥は約10種類)。きも、ずり、皮などは2本350円、焼鳥、ねぎま、つくね、せせりなどは2本500円、たたき、きも煮、ささみわさなどは600円。

目移りして判断がつかないので、「おまかせセット」(2000円、3000円、3500円)の3500円コースにした。焼鳥が6品(焼鳥、ねぎま、つくね、皮、ずり、きもが1本ずつ)と付き出し、鶏薄造り、唐揚、ししとう、味コンニャク(通常は厚揚げ)が出てくる。
高価な大和肉鶏が、どんどん出てくる。鶏肉はもちろんだが、たっぷりの皮や大ぶりのつくねがとても美味しい。以前「焼鳥は皮に始まり皮に終わる」というフレーズを紹介したが、大和肉鶏の皮は、脂がしつこくなく、シッカリとした味のある皮だった。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/80662878aac6aba570a82721f951d36d
お店の割り箸が、また良い。高級感のある吉野杉の天削(てんそげ)箸だ。手触りも香りも抜群である。奥さんに「この天削箸は、どこの箸ですか」と聞くと「里が上北山村(奈良県吉野郡)なので、そこから取り寄せています」とのことだった。

コースを堪能した後で、蔵武Sさんが「鶏ガラのスープがうまい」と書いておられたことを思い出し「鶏ぞうすい」(800円)をオーダーした。「少し時間がかかりますよ」とのことだったので、しばし待つことにした。
30分余り経って出てきたぞうすいは、旨味のしみ出た鶏スープをベースに、鶏肉や椎茸のコマ切れなどがたっぷり入った豪華版である。確かに、これは美味しい。塩味の加減もちょうど良い。大きな自家製梅干しが、またよく合う。

貴重な大和肉鶏がリーズナブルな価格で堪能できるのに、ネットにあまり情報は出回っていない。お客も、私以外は常連さんばかりだ。つまり、ここは穴場である。大和八木駅で乗り換えされる皆さん、途中下車して立ち寄られてはいかがだろうか。
※「奈良っ子」の焼鳥特集。橿原市のボタンをクリックしていただきたい。
http://www.narakko.com/tokusyuu/yakitori/index.html
六田の養鶏場へは、一度取材でお邪魔したことがある。広々とした平場で鶏が飼われていて、臭いも全く感じられない。たっぷり運動して身を引き締めるから美味しい「かしわ」になるのだ。
http://www.news.janjan.jp/living/0408/0408168103/1.php
八木方面は車ではよく通るが、電車で行くことはめったになかった。この日(9/4)は、ちょうど近くへ出かける用事があったので、帰りに立ち寄ってみた。
駅から北西へ徒歩3分ほどだが、大通りから外れているので、少し迷った(八木駅前広場を通って行けば分かりやすい)。写真のように、こざっぱりとしたお店だ。

メニューは豊富で、ざっと40種類ほどある(うち焼鳥は約10種類)。きも、ずり、皮などは2本350円、焼鳥、ねぎま、つくね、せせりなどは2本500円、たたき、きも煮、ささみわさなどは600円。

目移りして判断がつかないので、「おまかせセット」(2000円、3000円、3500円)の3500円コースにした。焼鳥が6品(焼鳥、ねぎま、つくね、皮、ずり、きもが1本ずつ)と付き出し、鶏薄造り、唐揚、ししとう、味コンニャク(通常は厚揚げ)が出てくる。
高価な大和肉鶏が、どんどん出てくる。鶏肉はもちろんだが、たっぷりの皮や大ぶりのつくねがとても美味しい。以前「焼鳥は皮に始まり皮に終わる」というフレーズを紹介したが、大和肉鶏の皮は、脂がしつこくなく、シッカリとした味のある皮だった。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/80662878aac6aba570a82721f951d36d
お店の割り箸が、また良い。高級感のある吉野杉の天削(てんそげ)箸だ。手触りも香りも抜群である。奥さんに「この天削箸は、どこの箸ですか」と聞くと「里が上北山村(奈良県吉野郡)なので、そこから取り寄せています」とのことだった。

コースを堪能した後で、蔵武Sさんが「鶏ガラのスープがうまい」と書いておられたことを思い出し「鶏ぞうすい」(800円)をオーダーした。「少し時間がかかりますよ」とのことだったので、しばし待つことにした。
30分余り経って出てきたぞうすいは、旨味のしみ出た鶏スープをベースに、鶏肉や椎茸のコマ切れなどがたっぷり入った豪華版である。確かに、これは美味しい。塩味の加減もちょうど良い。大きな自家製梅干しが、またよく合う。

貴重な大和肉鶏がリーズナブルな価格で堪能できるのに、ネットにあまり情報は出回っていない。お客も、私以外は常連さんばかりだ。つまり、ここは穴場である。大和八木駅で乗り換えされる皆さん、途中下車して立ち寄られてはいかがだろうか。
※「奈良っ子」の焼鳥特集。橿原市のボタンをクリックしていただきたい。
http://www.narakko.com/tokusyuu/yakitori/index.html