tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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村田珠光ゆかりの称名寺

2009年01月17日 | 奈良検定
称名寺(しょうみょうじ 奈良市菖蒲池町)は、村田珠光(むらた・じゅこう)ゆかりの寺である。村田珠光は、茶礼祖(わび茶の創始者)として知られる。


やすらぎの道沿い(近鉄奈良駅から北へ4分)にこの碑が建つ

Wikipedia「称名寺」によると《文永2年(1265年)に興福寺の学僧が常行念仏の道場として創建したものである。当初は興福寺の別院で、興北寺(こうほくじ)とも称した。また、侘び茶の祖として知られる村田珠光が11歳のときに出家したとされる》。




本堂 1802年(享和2年)の再建

お寺には独盧庵(どくろあん 別名珠光庵)という茶室がある。《三畳敷であるが点前座の一畳を台目構えとし、また一畳半の鞘の間との敷居を外して四畳半の席にもすることのできる、大変珍しい席である。文化年間(1804年-1818年)の作》。



境内で目を引くのは千体石仏群である。《戦国武将・松永久秀が永禄元年(1558年)に多聞城を築城する際、その城壁に用いた地蔵石像で、その数は約1,900体に及ぶ》。何とも、バチ当たりなことをしたものである。それにしても、この眺めは圧巻である。



近鉄奈良駅から徒歩8分、JR奈良駅から10分と、とても便利な場所にある。いちどお訪ねいただきたい。

※奈良市菖蒲池(しょうぶいけ)町7番地 ℡0742-23-4438
コメント (2)
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