「良い食品博覧会」とは、「良い食品づくりの会」が開催する食のイベントである。良い食品づくりの会とは、同会のHPによると
※トップ写真は第9回良い食品博覧会の様子。良い食品づくりの会のホームページより拝借
1975年に食品メーカー8社が旗揚げした「良い食品を作る会」を前身とし、安全で美味しい食品を提供することを目的として、1997年7月に「良い食品づくりの会」として発足しました。現在、約130社の生産者と販売店が加盟しており、『良い食品の4条件・良い食品を作るための4原則』を基本理念に、商品研修や学識経験者を招聘しての勉強会、工場見学などを定期的に行いながら、個々の努力を基礎にした相互の研鑽に努めています。
基本理念の具体化としては、食品ごとに品質基準(原材料や加工法など)を設定し、この基準をクリアした食品だけを「認定品」として、販売協力店で提供しています。また、2004年からは毎年、山梨県清里で自主企画イベント「良い食品博覧会」を開催、2010年には季刊紙「良い食品通信」を創刊するなど、お客様との対話を深める取り組みを続けています。美味・安心・安全な食品を次世代につなげるために、良い食品づくりの会は、暮らしと食のあり方を社会に問い続けながら、それぞれの仕事に精進しています。
「良い食品づくりの会」には「4条件と4原則」という規範がある。以下に紹介する。
私たちはこの『4条件と4原則』を規範にして、生産者会員は良い食品を作り、販売協力店は良い食品の普及を図るために切磋琢磨しています。
1. なにより安全
2. おいしい
3. 適正な価格
4. ごまかしがない
添加物や食品衛生の点で安心。形状・色沢・香味・食感のすべてが「本物」。品質にてらして安い値段。不当・誇張表示、過剰包装がない。
1. 良い原料
2. 清潔な工場
3. 優秀な技術
4. 経営者の良心
確かな素性と、安全で良質。機械・設備の行き届いた手入れと清掃。品質を正しく見分ける眼と、素材の特性を引出す腕。儲けよりも品質を重んじる「職人の心」を持ち、地球環境に配慮する。
第10回の「良い食品博覧会」は10月20日(土)と21日(日)の両日、「第1回大和郡山 良い食品博覧会」として、大和郡山市で開催される。HP(お知らせ)によると
2012年10月20日(土)・21日(日)午前10時~午後5時(日曜日は午後3時まで)
やまと郡山城ホール・郡山城跡 入場無料 雨天決行
開催プログラム
●全国から約50社の生産者が集結!
良い食品の展示即売会 会場/やまと郡山城ホール
●各社の代表者がレクチャー。作り手から日本伝統の食文化を学ぼう
「食の語り部」講座 会場/やまと郡山城ホール・まちなかサロン
〈語り部〉
味噌/仙台味噌醤油(宮城)/佐々木淳一郎
卵/セイアグリーシステム(富山)/伊勢豊彦
加賀麩/加賀麩司宮田(石川)/宮田千暉
日本酒/宮坂醸造(長野)/宮坂直孝
納豆/村田商店(長野)/村田滋
栗菓子/桜井甘精堂(長野)/桜井昌季
胡麻油/九鬼産業(三重)/九鬼紋七
本味醂/白扇酒造(岐阜)/加藤孝明
米酢/村山造酢(京都)/村山忠彦
お茶/清水一芳園(大阪)/清水和正
蒟蒻/一柳こんにゃく店(愛媛)/一柳美枝子
海産物/中嶋屋本店(長崎)/中嶋恒治
胡麻豆腐/法本胡麻豆腐店(長崎)/法本憲一郎
●奈良のおいしいもの、楽しい催しが盛りだくさん
にぎわい市 会場/郡山城跡
・うまいもの屋台村・村じまん特産品 直売会(温泉コーヒー、串こんにゃく煮、柿の葉すし等)・奈良の特産・物産市・吉野手作り割箸展示・手技実演・金魚すくい・奈良市吹奏楽団 音楽ライブ(20日/11:0~,13:00~,15:00~、21日/11:00~,13:00~、各40分)ほか
●楽しく語ろう
まちなかサロン 会場/良い食品處さとなか
・「レイチェル・カーソンの完成の森」上映会(両日/11:00~,15:00~、各55分)
この「まちなかサロン」会場の「良い食品處さとなか」さんは、大和郡山市豆腐町40-2にあるお店である。お店のHPには《さとなかは自分で食べたいと思うもの、納得のいくものを揃えるお店です。きっかけは書籍「食品を見わける」(磯部晶策氏・岩波新書)を読んだ事から。 そこから当たり前の“安心”と“安全”を目指す『良い食品づくりの会』と出逢いました。この会は付加価値の高い商品をPBとして販売するという会では無く、良い食品というものについて考え学ぶ場でした。これがとても勉強になり、店のあり方そのものに対する考え方も、以前は流通の中間経由地という認識だったのですが、 消費者に良いものを届けるフィルターだと考えるようになりました》。
《自分たちは色んな情報を手に入れられる立場にあり、消費者が勉強しきれない分を勉強して、良いものを揃え、伝えて 行く事ができます。 会員店しか扱えないというものではなく、どこでも売っているものなので“ここでしか買えない”というような付加価値は ありませんが私達が自信を持ってお客様に薦められる商品が揃っています。 もちろん、商品は会のものだけではなく、自分で商品を探し出したものも多く、原材料を見、実際に食べてみて消費者の 立場に立って決めています》。
《正直言って、そんなに儲けがあるわけではありません。 原料や製法にこだわる分、値段も高くなってしまいます。しかし、だからこそ出来るだけ多くの人たちに商品の安心や安全、おいしさを伝えるとともに、その商品の背景にある製造者の思いやその土地の情報なども届けていきたいのです。そしてその多くの人たちとの間に生まれる交流こそが商品だけではない価値を持っていると思っています》。
「良い食品處さとなか」さんの「自分たちは色んな情報を手に入れられる立場にあり、消費者が勉強しきれない分を勉強して、良いものを揃え、伝えて行く事ができます」という姿勢は有り難い。「良い食品づくりの会」の「1. なにより安全 2. おいしい 3. 適正な価格 4. ごまかしがない」とは、当たり前のようでいて、4拍子揃った食品は案外少ないのである。
「食の語り部」講座の13人の語り部は素晴らしいメンバーだし、奈良の「にぎわい市」も楽しそうである。皆さん、10月20日(土)と21日(日)の両日は、ぜひやまと郡山城ホールと郡山城跡をお訪ねください!
※トップ写真は第9回良い食品博覧会の様子。良い食品づくりの会のホームページより拝借
1975年に食品メーカー8社が旗揚げした「良い食品を作る会」を前身とし、安全で美味しい食品を提供することを目的として、1997年7月に「良い食品づくりの会」として発足しました。現在、約130社の生産者と販売店が加盟しており、『良い食品の4条件・良い食品を作るための4原則』を基本理念に、商品研修や学識経験者を招聘しての勉強会、工場見学などを定期的に行いながら、個々の努力を基礎にした相互の研鑽に努めています。
基本理念の具体化としては、食品ごとに品質基準(原材料や加工法など)を設定し、この基準をクリアした食品だけを「認定品」として、販売協力店で提供しています。また、2004年からは毎年、山梨県清里で自主企画イベント「良い食品博覧会」を開催、2010年には季刊紙「良い食品通信」を創刊するなど、お客様との対話を深める取り組みを続けています。美味・安心・安全な食品を次世代につなげるために、良い食品づくりの会は、暮らしと食のあり方を社会に問い続けながら、それぞれの仕事に精進しています。
「良い食品づくりの会」には「4条件と4原則」という規範がある。以下に紹介する。
私たちはこの『4条件と4原則』を規範にして、生産者会員は良い食品を作り、販売協力店は良い食品の普及を図るために切磋琢磨しています。
1. なにより安全
2. おいしい
3. 適正な価格
4. ごまかしがない
添加物や食品衛生の点で安心。形状・色沢・香味・食感のすべてが「本物」。品質にてらして安い値段。不当・誇張表示、過剰包装がない。
1. 良い原料
2. 清潔な工場
3. 優秀な技術
4. 経営者の良心
確かな素性と、安全で良質。機械・設備の行き届いた手入れと清掃。品質を正しく見分ける眼と、素材の特性を引出す腕。儲けよりも品質を重んじる「職人の心」を持ち、地球環境に配慮する。
第10回の「良い食品博覧会」は10月20日(土)と21日(日)の両日、「第1回大和郡山 良い食品博覧会」として、大和郡山市で開催される。HP(お知らせ)によると
第1回 大和郡山「良い食品博覧会」
2012年10月20日(土)・21日(日)午前10時~午後5時(日曜日は午後3時まで)
やまと郡山城ホール・郡山城跡 入場無料 雨天決行
開催プログラム
●全国から約50社の生産者が集結!
良い食品の展示即売会 会場/やまと郡山城ホール
●各社の代表者がレクチャー。作り手から日本伝統の食文化を学ぼう
「食の語り部」講座 会場/やまと郡山城ホール・まちなかサロン
〈語り部〉
味噌/仙台味噌醤油(宮城)/佐々木淳一郎
卵/セイアグリーシステム(富山)/伊勢豊彦
加賀麩/加賀麩司宮田(石川)/宮田千暉
日本酒/宮坂醸造(長野)/宮坂直孝
納豆/村田商店(長野)/村田滋
栗菓子/桜井甘精堂(長野)/桜井昌季
胡麻油/九鬼産業(三重)/九鬼紋七
本味醂/白扇酒造(岐阜)/加藤孝明
米酢/村山造酢(京都)/村山忠彦
お茶/清水一芳園(大阪)/清水和正
蒟蒻/一柳こんにゃく店(愛媛)/一柳美枝子
海産物/中嶋屋本店(長崎)/中嶋恒治
胡麻豆腐/法本胡麻豆腐店(長崎)/法本憲一郎
●奈良のおいしいもの、楽しい催しが盛りだくさん
にぎわい市 会場/郡山城跡
・うまいもの屋台村・村じまん特産品 直売会(温泉コーヒー、串こんにゃく煮、柿の葉すし等)・奈良の特産・物産市・吉野手作り割箸展示・手技実演・金魚すくい・奈良市吹奏楽団 音楽ライブ(20日/11:0~,13:00~,15:00~、21日/11:00~,13:00~、各40分)ほか
●楽しく語ろう
まちなかサロン 会場/良い食品處さとなか
・「レイチェル・カーソンの完成の森」上映会(両日/11:00~,15:00~、各55分)
この「まちなかサロン」会場の「良い食品處さとなか」さんは、大和郡山市豆腐町40-2にあるお店である。お店のHPには《さとなかは自分で食べたいと思うもの、納得のいくものを揃えるお店です。きっかけは書籍「食品を見わける」(磯部晶策氏・岩波新書)を読んだ事から。 そこから当たり前の“安心”と“安全”を目指す『良い食品づくりの会』と出逢いました。この会は付加価値の高い商品をPBとして販売するという会では無く、良い食品というものについて考え学ぶ場でした。これがとても勉強になり、店のあり方そのものに対する考え方も、以前は流通の中間経由地という認識だったのですが、 消費者に良いものを届けるフィルターだと考えるようになりました》。
《自分たちは色んな情報を手に入れられる立場にあり、消費者が勉強しきれない分を勉強して、良いものを揃え、伝えて 行く事ができます。 会員店しか扱えないというものではなく、どこでも売っているものなので“ここでしか買えない”というような付加価値は ありませんが私達が自信を持ってお客様に薦められる商品が揃っています。 もちろん、商品は会のものだけではなく、自分で商品を探し出したものも多く、原材料を見、実際に食べてみて消費者の 立場に立って決めています》。
《正直言って、そんなに儲けがあるわけではありません。 原料や製法にこだわる分、値段も高くなってしまいます。しかし、だからこそ出来るだけ多くの人たちに商品の安心や安全、おいしさを伝えるとともに、その商品の背景にある製造者の思いやその土地の情報なども届けていきたいのです。そしてその多くの人たちとの間に生まれる交流こそが商品だけではない価値を持っていると思っています》。
「良い食品處さとなか」さんの「自分たちは色んな情報を手に入れられる立場にあり、消費者が勉強しきれない分を勉強して、良いものを揃え、伝えて行く事ができます」という姿勢は有り難い。「良い食品づくりの会」の「1. なにより安全 2. おいしい 3. 適正な価格 4. ごまかしがない」とは、当たり前のようでいて、4拍子揃った食品は案外少ないのである。
「食の語り部」講座の13人の語り部は素晴らしいメンバーだし、奈良の「にぎわい市」も楽しそうである。皆さん、10月20日(土)と21日(日)の両日は、ぜひやまと郡山城ホールと郡山城跡をお訪ねください!