土曜日（4/2）、遅めのランチに「千蘭（ちらん）」（磯城郡田原本町千代）を訪ねた。「天草ちゃんぽん」の店である。橿原神宮からの帰りに訪ねたのである。最寄り駅は近鉄笠縫（かさぬい）駅で、ここから徒歩６分ほど。車だと国道「千代（ちしろ）」交差点から南に行ったところである。駐車スペースは店先に２台分あるが狭いので駐めにくそうだ。
駅を降り、北側の踏切を渡ると、なんと！桜が満開だった。小川沿いに北へ向かって桜の回廊が出来ていた。少し遠回りをして花の写真を撮ってみた。
さて天草ちゃんぽんである。長崎ちゃんぼんとどこが違うのか。「天草は熊本県、長崎は長崎県」というのは理由にならない。検索してみると「教えて！goo」に、こんな質問と回答が寄せられていた。
（質問）奈良県で、天草ちゃんぽんというお店を見つけました。「長崎ちゃんぽん」なら聞いたことあるけど、天草って聞いたことないなと思って入りました。お店の奥さんが、天草出身らしく、本当に天草ちゃんぽんがあるらしいです。で、どう違うか聞いてみたら、「天草ちゃんぽんしか食ったことないから、長崎ちゃんぽんとの違いはわかりませんねん」ということらしいです。
で疑問に思って、色々ネットで調べてみたけど、やっぱり天草チャンポンと長崎チャンポンの違いがわかりません。（ちなみに、ちゃんぽんは長崎も天草も食べるのが今日が初めてだったので、どう違うやら？です）違いがわかる方いましたら、教えてください。
（回答 １件）天草ちゃんぽんと長崎ちゃんぽんの違いですか…うーん、微妙ですね～（笑）載っているものとかは長崎ちゃんぽんでも様々なので、特に「これ」と言う物は無いと思いますが、味が微妙に違います。長崎ちゃんぽんの方がこってりしていますね。後味は口に脂分が残る感じ・・・と言うと解られるかしら？天草ちゃんぽんの方はさっぱりした感じです。多分、長崎ちゃんぽんは豚骨だけど、天草ちゃんぽんは出汁に鶏がらやあご（トビウオ）なんかの出汁を使っているからではないでしょうか。
豚骨ラーメンに慣れた口なら、食べた～！って気になるのは長崎ちゃんぽんですが、ヘルシーなのは天草ちゃんぽんの方ですね。だからって括りがあるわけではないから、同じ天草ちゃんぽんのお店でも本当に微妙に各店違うし（と言っても、天草の方は３軒ほどしか行ったことありませんが）はっきり区別は出来ないのですが、総じて感じるのは長崎＝こってり、天草＝あっさり…と言う感じです。曖昧でごめんなさい。ご参考になれば幸いです。
まぁ食べれば分かるのである。おなじみの『究極のラーメン 2016』（ぴあMOOK関西）には《奥さんが故郷で食べていた味を再現した天草ちゃんぽんは関西ではここだけの味。幻の地鶏“天草大王”のガラや本場の醤油を使ったスープは、優しい甘味と濃密な旨味が口の中に溢れる。長居客を続出させる店主夫婦の気さくな人柄も魅力だ》。
メニューには、天草ちゃんぽん880円、天草ちゃんぽん大盛り1,000円、天草ちゃんぽん（大王肉入り）1,000円とある。「大王肉入り」とは、具材に天草の地鶏「天草大王」のお肉が入っているのだ。「天草ちゃんぽん大盛の大王肉入りはできますか？」とお聞きすると「できますよ」とのこと。1,000円＋120円＝1,120円ということなので、これを注文、出てきたのがこの一皿だ。
野菜やカマボコの間に大王肉やさつま揚げのコマ切れが載っている。まずはスープをひと口。おお、あっさりとした鶏ガラスープ。長崎ちゃんぽんは豚骨ペースのスープ、具材はラードで炒めてスープで煮込んだものが主流だが、こちらは具材を炒めていないようだ。スープもあっさり、具材もあっさり。ヘルシーな逸品で、私の好みに合う。麺はおなじみの太麺だ。
「少し一味唐辛子を振ると、また美味しくなりますよ」とご主人。少し振ると、確かにグッとスープの旨味が立ってくる。「胡椒だと胡椒の味ばかりになりますが、一味だとスープの味を邪魔しないのです」。また「天草は、あんな小さな島に100軒ほどのちゃんぽんのお店があります」とも。食後にはコーヒーの無料サービスもある。食べ終わり、アイスコーヒーをいただきながら丼を見ると、おお、残ったスープの上にコラーゲンの膜！
とてもヘルシーで美味しいちゃんぽんだ。ランチタイムにはご飯のついたセットメニューもある。皆さん、ぜひお試しください！
※詳しくは、食べログで
4/6追記 この記事へのリンクをFacebookに載せたところ、長崎ご出身の吉田遊福さんから、こんな情報をいただいた。
長崎ジゲモンの私の見解では、ご指摘のように①スープの違い②香辛料の違い（天草/一味、長崎/白胡椒)③具材をスープで煮込むか否か ④ちゃんぽん麺(＝正式には、長崎の限られた製麺所でしか作られない唐灰汁を麺のつなぎに使う)の違い。特に④のちゃんぽん麺の違いに関しては知られていないようです。よくあるのはラーメンの麺を使うなど。
駅を降り、北側の踏切を渡ると、なんと！桜が満開だった。小川沿いに北へ向かって桜の回廊が出来ていた。少し遠回りをして花の写真を撮ってみた。
さて天草ちゃんぽんである。長崎ちゃんぼんとどこが違うのか。「天草は熊本県、長崎は長崎県」というのは理由にならない。検索してみると「教えて！goo」に、こんな質問と回答が寄せられていた。
（質問）奈良県で、天草ちゃんぽんというお店を見つけました。「長崎ちゃんぽん」なら聞いたことあるけど、天草って聞いたことないなと思って入りました。お店の奥さんが、天草出身らしく、本当に天草ちゃんぽんがあるらしいです。で、どう違うか聞いてみたら、「天草ちゃんぽんしか食ったことないから、長崎ちゃんぽんとの違いはわかりませんねん」ということらしいです。
で疑問に思って、色々ネットで調べてみたけど、やっぱり天草チャンポンと長崎チャンポンの違いがわかりません。（ちなみに、ちゃんぽんは長崎も天草も食べるのが今日が初めてだったので、どう違うやら？です）違いがわかる方いましたら、教えてください。
（回答 １件）天草ちゃんぽんと長崎ちゃんぽんの違いですか…うーん、微妙ですね～（笑）載っているものとかは長崎ちゃんぽんでも様々なので、特に「これ」と言う物は無いと思いますが、味が微妙に違います。長崎ちゃんぽんの方がこってりしていますね。後味は口に脂分が残る感じ・・・と言うと解られるかしら？天草ちゃんぽんの方はさっぱりした感じです。多分、長崎ちゃんぽんは豚骨だけど、天草ちゃんぽんは出汁に鶏がらやあご（トビウオ）なんかの出汁を使っているからではないでしょうか。
豚骨ラーメンに慣れた口なら、食べた～！って気になるのは長崎ちゃんぽんですが、ヘルシーなのは天草ちゃんぽんの方ですね。だからって括りがあるわけではないから、同じ天草ちゃんぽんのお店でも本当に微妙に各店違うし（と言っても、天草の方は３軒ほどしか行ったことありませんが）はっきり区別は出来ないのですが、総じて感じるのは長崎＝こってり、天草＝あっさり…と言う感じです。曖昧でごめんなさい。ご参考になれば幸いです。
まぁ食べれば分かるのである。おなじみの『究極のラーメン 2016』（ぴあMOOK関西）には《奥さんが故郷で食べていた味を再現した天草ちゃんぽんは関西ではここだけの味。幻の地鶏“天草大王”のガラや本場の醤油を使ったスープは、優しい甘味と濃密な旨味が口の中に溢れる。長居客を続出させる店主夫婦の気さくな人柄も魅力だ》。
 | 究極のラーメン 2016 関西版 |
| ぴあMOOK関西 | |
| ぴあ |
メニューには、天草ちゃんぽん880円、天草ちゃんぽん大盛り1,000円、天草ちゃんぽん（大王肉入り）1,000円とある。「大王肉入り」とは、具材に天草の地鶏「天草大王」のお肉が入っているのだ。「天草ちゃんぽん大盛の大王肉入りはできますか？」とお聞きすると「できますよ」とのこと。1,000円＋120円＝1,120円ということなので、これを注文、出てきたのがこの一皿だ。
野菜やカマボコの間に大王肉やさつま揚げのコマ切れが載っている。まずはスープをひと口。おお、あっさりとした鶏ガラスープ。長崎ちゃんぽんは豚骨ペースのスープ、具材はラードで炒めてスープで煮込んだものが主流だが、こちらは具材を炒めていないようだ。スープもあっさり、具材もあっさり。ヘルシーな逸品で、私の好みに合う。麺はおなじみの太麺だ。
「少し一味唐辛子を振ると、また美味しくなりますよ」とご主人。少し振ると、確かにグッとスープの旨味が立ってくる。「胡椒だと胡椒の味ばかりになりますが、一味だとスープの味を邪魔しないのです」。また「天草は、あんな小さな島に100軒ほどのちゃんぽんのお店があります」とも。食後にはコーヒーの無料サービスもある。食べ終わり、アイスコーヒーをいただきながら丼を見ると、おお、残ったスープの上にコラーゲンの膜！
とてもヘルシーで美味しいちゃんぽんだ。ランチタイムにはご飯のついたセットメニューもある。皆さん、ぜひお試しください！
※詳しくは、食べログで
4/6追記 この記事へのリンクをFacebookに載せたところ、長崎ご出身の吉田遊福さんから、こんな情報をいただいた。
長崎ジゲモンの私の見解では、ご指摘のように①スープの違い②香辛料の違い（天草/一味、長崎/白胡椒)③具材をスープで煮込むか否か ④ちゃんぽん麺(＝正式には、長崎の限られた製麺所でしか作られない唐灰汁を麺のつなぎに使う)の違い。特に④のちゃんぽん麺の違いに関しては知られていないようです。よくあるのはラーメンの麺を使うなど。
