今春(2016年)も、奈良県下各地でたくさんの桜が咲いた。かつて「桜の国の 桜の名所」というキャッチコピーがあったが、今年も「桜の国」を実感した。Facebookにはとりどりの桜の写真が紹介され、居ながらにしてお花見を楽しむことができた。私がいつも申しあげているのは「奈良県の桜の見頃は、約1ヵ月間あります」ということだ。
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最も早く咲く氷室神社のしだれ桜は3月22日に見頃、25日に満開だった。昨日(4月18日)、興福寺を通りかかると、色とりどりの八重桜が満開だった。ご覧の4枚の写真は、昨日撮ったものである。県庁東などのナラノヤエザクラも、まもなく見頃を迎えることだろう。
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3月下旬から4月下旬まで、約1ヵ月。その合間に吉野山のシロヤマザクラが次々と開花した。以下、私が撮った桜とFacebookの友達がアップした桜の写真を日付順に紹介したい。すべて正真正銘、今年の写真、いわば「2016年 奈良の桜回顧」である。
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3月22日(火)、県下で先陣を切って氷室神社(奈良市春日野町 奈良国立博物館前)のしだれ桜が見頃を迎えた。開花は18日(金)だった。暖冬のせいか、例年より少し早い。すぐ上の写真は満開の日(3月25日)の写真。権禰宜(ごんねぎ)大宮守雅さんのFacebookから拝借した。
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3月23日(水)には、ソメイヨシノの開花宣言。「奈良地方気象台は23日、県内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日、昨年より4日早い開花となった。今後、1週間~10日ほどで満開を迎えるという」(産経新聞 3/24付)。「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(世の中に桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに )。桜が咲くから、この時期は心が落ち着かない。
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ただ、ひと言お断りしておくと、ソメイヨシノが一斉に咲いて一斉に散るのは、美学でも何でもない。すべて「クローン」だからだ。同じ木から実をつけることができないので、接ぎ木や挿し木で増やす。だから気象条件などが同じなら、同じ時期に咲いて同じ時期に散る。当然である。ヒガンバナもすべてクローンなので、お彼岸の頃に一斉に開花して一斉に萎(しお)れる。
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上の6枚は4月3日(日)、安堵町のお花見会(第5回夜桜まつりと夢あかり)で撮影したもの。岡崎川の川べりに、こんなにたくさんのソメイヨシノが咲いていた。賑やかなステージイベントと屋台の食事を楽しんだ。
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3月29日(火)には、大和文華館の三春滝桜が満開になった。私は少し遅れて3月31日にお邪魔した。満開から2日が経過したので色が白っぽくなっていたが、これも上品でいい感じだ(ブログは、こちら)。
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さて、いよいよ本命、吉野山だ。4月に入ると、下千本、中千本、上千本、奥千本と順番に開花していく。上の3枚の写真は、荒瀬周児さんのFacebookから拝借した。
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県下各地には、桜の群生だけではなく、見事な「一本桜」(単一で植えられた桜)も数多い。上は又兵衛桜。吉野のお土産(川口製麺所)さんのFacebookから拝借した。下は大照寺跡(山添村的野)のしだれ桜。小北博孝さん(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 理事長)の撮影である(4月9日)。拡大した写真はこの記事の末尾に掲載している。
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そしていよいよ奈良公園の八重桜。昨日(4/18)、私が撮影した。あいにくの小雨だったが、かえってしっとりとした風情がある。光線もやさしいので、ふんわりと花が浮かび上がる。アジアからの観光客が、入れ替わり立ち替わり記念写真を撮っていた。天理市の親里ホッケー場の周辺も八重桜がたくさん植えられていて、ゴールデンウィークにも名残の桜を楽しむことができた。今年はどんなものだろう。
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奈良公園内の八重桜はまだまだ見頃が続く(ソメイヨシノのように簡単には散らない)。あと、気になるのは、県庁の東側などに植えられたナラノヤエザクラで、これから毎日、私も開花状況をウオッチしていくことにしたい。
見頃が1ヵ月も続く奈良は、まさにチェリー・ヘブン、桜天国である。今の時期は、ぜひ奈良公園の桜をお楽しみください!
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最も早く咲く氷室神社のしだれ桜は3月22日に見頃、25日に満開だった。昨日(4月18日)、興福寺を通りかかると、色とりどりの八重桜が満開だった。ご覧の4枚の写真は、昨日撮ったものである。県庁東などのナラノヤエザクラも、まもなく見頃を迎えることだろう。
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3月下旬から4月下旬まで、約1ヵ月。その合間に吉野山のシロヤマザクラが次々と開花した。以下、私が撮った桜とFacebookの友達がアップした桜の写真を日付順に紹介したい。すべて正真正銘、今年の写真、いわば「2016年 奈良の桜回顧」である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0d/89f11ca1fecb90133915d840e5745c94.jpg)
3月22日(火)、県下で先陣を切って氷室神社(奈良市春日野町 奈良国立博物館前)のしだれ桜が見頃を迎えた。開花は18日(金)だった。暖冬のせいか、例年より少し早い。すぐ上の写真は満開の日(3月25日)の写真。権禰宜(ごんねぎ)大宮守雅さんのFacebookから拝借した。
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橿原神宮境内で4月2日(土)に撮影
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こちらも4/2、近鉄笠縫駅北側で撮影。4/2~3の土日、県北中部のソメイヨシノは満開!
3月23日(水)には、ソメイヨシノの開花宣言。「奈良地方気象台は23日、県内で桜(ソメイヨシノ)が開花したと発表した。平年より6日、昨年より4日早い開花となった。今後、1週間~10日ほどで満開を迎えるという」(産経新聞 3/24付)。「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」(世の中に桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに )。桜が咲くから、この時期は心が落ち着かない。
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ここからの写真は安堵町・岡崎川畔で4月3日(日)に撮影
ただ、ひと言お断りしておくと、ソメイヨシノが一斉に咲いて一斉に散るのは、美学でも何でもない。すべて「クローン」だからだ。同じ木から実をつけることができないので、接ぎ木や挿し木で増やす。だから気象条件などが同じなら、同じ時期に咲いて同じ時期に散る。当然である。ヒガンバナもすべてクローンなので、お彼岸の頃に一斉に開花して一斉に萎(しお)れる。
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上の6枚は4月3日(日)、安堵町のお花見会(第5回夜桜まつりと夢あかり)で撮影したもの。岡崎川の川べりに、こんなにたくさんのソメイヨシノが咲いていた。賑やかなステージイベントと屋台の食事を楽しんだ。
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3月29日(火)には、大和文華館の三春滝桜が満開になった。私は少し遅れて3月31日にお邪魔した。満開から2日が経過したので色が白っぽくなっていたが、これも上品でいい感じだ(ブログは、こちら)。
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さて、いよいよ本命、吉野山だ。4月に入ると、下千本、中千本、上千本、奥千本と順番に開花していく。上の3枚の写真は、荒瀬周児さんのFacebookから拝借した。
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県下各地には、桜の群生だけではなく、見事な「一本桜」(単一で植えられた桜)も数多い。上は又兵衛桜。吉野のお土産(川口製麺所)さんのFacebookから拝借した。下は大照寺跡(山添村的野)のしだれ桜。小北博孝さん(NPO法人奈良まほろばソムリエの会 理事長)の撮影である(4月9日)。拡大した写真はこの記事の末尾に掲載している。
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そしていよいよ奈良公園の八重桜。昨日(4/18)、私が撮影した。あいにくの小雨だったが、かえってしっとりとした風情がある。光線もやさしいので、ふんわりと花が浮かび上がる。アジアからの観光客が、入れ替わり立ち替わり記念写真を撮っていた。天理市の親里ホッケー場の周辺も八重桜がたくさん植えられていて、ゴールデンウィークにも名残の桜を楽しむことができた。今年はどんなものだろう。
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奈良公園内の八重桜はまだまだ見頃が続く(ソメイヨシノのように簡単には散らない)。あと、気になるのは、県庁の東側などに植えられたナラノヤエザクラで、これから毎日、私も開花状況をウオッチしていくことにしたい。
見頃が1ヵ月も続く奈良は、まさにチェリー・ヘブン、桜天国である。今の時期は、ぜひ奈良公園の桜をお楽しみください!
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こちらは興福寺境内の八重桜(4/18撮影)
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こちらは大照寺跡(山添村的野)のしだれ桜。小北博孝さんの撮影(4/9)