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万葉の大和路を歩く会/ツアー最終回、3月18日(日)開催!(2018 Topic)

2018年03月17日 | 奈良にこだわる
富田敏子(さとこ)さんが代表を務める「万葉の大和路を歩く会」のウォーキングツアー、日曜日(3/18)が最終回となる。最終回(第471回)のタイトルは「紀へゆく道巨勢(こせ)・まつち山」。3月18日(日)午前9時45分にJR・近鉄吉野口駅に集合し、御所市の巨勢寺塔跡や、五條市と和歌山県橋本市の県境にある真土(まつち)山などを訪ねる。会費2,000円。徒歩約7キロ。お問い合わせは同会事務局へ(Tel 0742-44-0373、Fax 0742-45-7487)。
※写真は富田さん。奈良まほろばソムリエの会の会員向けセミナーで撮影(2013.1.16)

これまで470回も続けて来られたとは、素晴らしいことだ。3月15日付の産経新聞に《「万葉の大和路を歩く会」37年の歴史に幕「役割果たせた」18日、最後のウオークツアー》の見出しで大きな記事が出ていた。引用すると、


犬養先生の『万葉の旅』を紹介

全国各地の万葉故地を訪ねる「万葉の大和路を歩く会」(富田敏子代表、事務局・奈良市)が企画するウオークツアーが18日で最終回を迎え、37年の歴史に幕を閉じる。これまでに計470回開催され、参加者は延べ約7万3千人。スタート当初は産経新聞奈良支局も後援し、運営を支えた。関係者は「会の役割は果たせた」と感慨に浸っている。

同会は万葉集の魅力を広く伝えようと昭和56年に発足し、万葉学者の犬養孝さんが選定した飛鳥や平城宮跡、山の辺の道などをめぐるツアーを年約10回のペースで開催。当初は奈良県内中心だったが、のちに東海や山陰、北陸、九州など全国の万葉故地を訪ねるようになった。

発足から約20年は奈良交通が主催。その後は犬養さんの教え子で、元産経新聞記者の富田敏子さん(71)が代表として運営を引き継いだ。全国万葉協会長で、犬養万葉記念館(明日香村)設立にも貢献した富田さんは、ボランティアスタッフに支えられながらツアーを続けてきた。



だが、最盛期には700人近くいた参加者は次第に減少し、現在は40~50人程度に。資料作りやツアー先の下見などを一人で担ってきた富田さんも体力的な限界を感じ、打ち切りを決めたという。

富田さんは「万葉故地を歩き、歌に詠まれたその土地の季節感や恋心などを感じられるのが魅力だった。参加者に全国の万葉故地を知ってもらうことができ、会の役割は十分に果たせたと思う」と話している。

最終回となる471回目のタイトルは「紀へゆく道巨勢(こせ)・まつち山」。18日午前9時45分にJR・近鉄吉野口駅に集合し、御所市の巨勢寺塔跡や、五條市と和歌山県橋本市の県境にある真土(まつち)山などを訪ねる。会費2千円。徒歩約7キロ。問い合わせは同会事務局((電)0742・44・0373、FAX0742・45・7487)。




富田さんには、奈良まほろばソムリエの会の会員向けセミナーの講師もお務めいただいたことがある(2013年)。いつも颯爽(さっそう)と活動されていたが、いつの間にか70歳を超えておられたのだ。

南都銀行も年2回、「<ナント>萬葉チャリティーウォーク」を開催していて、これまで64回実施してきた。このようなイベントに企業で取り組むのはともかく、個人でやるのは大変だ。下見、打合せ、資料づくりなど、作業に追われるのだ。開催当日も、道案内や交通整理など、たくさんのスタッフが必要になる。

万葉の大和路を歩く会の最終ツアーに、皆さん、ぜひお申し込みください!
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