奈良県庁を橿原市に移転しようという決議案が奈良県議会で提案され、可決された。毎日新聞奈良版(3/24付)「県議会 橿原へ県庁移転を 決議案可決し閉会」によると、
※トップ画像は、奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合のHPから拝借した
県議会2月定例会最終日の23日、橿原市周辺への県庁移転を求める決議案が議員提案され、賛成多数で可決された。県中・南部選出の県議を中心に、奈良や生駒、大和郡山市を地盤とする県議の一部も賛同した。荒井正吾知事は取材に、「ノーコメント。決議は尊重し、今後の県政運営の参考にする」と述べるにとどめた。
県議会事務局によると、同様の決議は初。決議書によると、1887年の県設置以来、県庁は県北端にあり、地理面での偏りを指摘。リニア中央新幹線の大阪延伸などを見据え、県土の持続的で均衡ある発展のためには地理的に県の中央に近い中南部地域に着目し、大胆に形を変えることが必要などとした。
定例会は、2018年度の当初予算案や今月末で任期満了を迎える吉田育弘・県教育長(63)の再任案などの議案を可決・同意し、閉会した。吉田教育長の新たな任期は3年。【新宮達】
奈良新聞(3/24付)にも記事が出ていて、提案したのは川口正志氏(創生奈良)で《川口氏は「県庁を県の中心部に近い橿原市周辺に移転し、持続的な発展の起爆剤としたい」と主張。また現在の県庁については「奈良公園内にあり、絶好の観光地。ホテルに建て替えるべきだ」と持論を語った》とある。
これに対する反応をネットでうかがっていたが、不思議なほど反響がない。わずかに知人のМさん(吉野郡出身・在住)という男性がFacebookに《この話、全然知りませんでした。でも、いつとも目標も記されてないので、どうなるんでしょうねぇ。でもでも、寝耳に水のびっくりニュースでした》と書かれた程度だ。
これに対するコメントとして、Sさんという女性が《吉野郡の広さからして、本当に奈良は北の果てですもんね!元吉野郡住民としても、具体化されたら嬉しいですが!》、別のMさんという男性は《 ICTが発達したこのご時世。県庁を移転したところで費用対効果のほどは如何に。一般の方で直接県庁に出向いて手続きする機会って稀では》《どこまで本気かどうか。人口減少時代に突入している現状では大胆に発想転換した政策が必要ですね》とお書きになっていた。
当のMさんは《知事部局からの提案ではないので、今後どうなるんでしょうね。議会としてもどこまで本気か分かりませんか、中和ないし南和への何がしのメッセージなのかなと思います》《県庁に住民が出向いて手続きは殆ど考えられませんよね。でも、奈良県南部の振興に取り組んでいるという姿勢は強調され、波及効果もあるかなと思います。また、橿原市に県庁があれば市町村を集めた会議をする際、遠方の…特に最南部の市町村の負担は軽減されると思います。いずれにせよ、知事部局でなく、議会提案の可決です》。
中南和地域の住民は諸手を挙げて賛成か、と思っていたが、さほど大きな反応がなくて、やや肩すかしだった。Mさんがお書きのように「県は、中南和地域を重視しているぞ」という姿勢を示す効果はあるだろう。しかし移転には膨大な費用がかかるので、これとの兼ね合いが心配だ。皆さん、どう思います?
※トップ画像は、奈良県旅館・ホテル生活衛生同業組合のHPから拝借した
県議会2月定例会最終日の23日、橿原市周辺への県庁移転を求める決議案が議員提案され、賛成多数で可決された。県中・南部選出の県議を中心に、奈良や生駒、大和郡山市を地盤とする県議の一部も賛同した。荒井正吾知事は取材に、「ノーコメント。決議は尊重し、今後の県政運営の参考にする」と述べるにとどめた。
県議会事務局によると、同様の決議は初。決議書によると、1887年の県設置以来、県庁は県北端にあり、地理面での偏りを指摘。リニア中央新幹線の大阪延伸などを見据え、県土の持続的で均衡ある発展のためには地理的に県の中央に近い中南部地域に着目し、大胆に形を変えることが必要などとした。
定例会は、2018年度の当初予算案や今月末で任期満了を迎える吉田育弘・県教育長(63)の再任案などの議案を可決・同意し、閉会した。吉田教育長の新たな任期は3年。【新宮達】
奈良新聞(3/24付)にも記事が出ていて、提案したのは川口正志氏(創生奈良)で《川口氏は「県庁を県の中心部に近い橿原市周辺に移転し、持続的な発展の起爆剤としたい」と主張。また現在の県庁については「奈良公園内にあり、絶好の観光地。ホテルに建て替えるべきだ」と持論を語った》とある。
これに対する反応をネットでうかがっていたが、不思議なほど反響がない。わずかに知人のМさん(吉野郡出身・在住)という男性がFacebookに《この話、全然知りませんでした。でも、いつとも目標も記されてないので、どうなるんでしょうねぇ。でもでも、寝耳に水のびっくりニュースでした》と書かれた程度だ。
これに対するコメントとして、Sさんという女性が《吉野郡の広さからして、本当に奈良は北の果てですもんね!元吉野郡住民としても、具体化されたら嬉しいですが!》、別のMさんという男性は《 ICTが発達したこのご時世。県庁を移転したところで費用対効果のほどは如何に。一般の方で直接県庁に出向いて手続きする機会って稀では》《どこまで本気かどうか。人口減少時代に突入している現状では大胆に発想転換した政策が必要ですね》とお書きになっていた。
当のMさんは《知事部局からの提案ではないので、今後どうなるんでしょうね。議会としてもどこまで本気か分かりませんか、中和ないし南和への何がしのメッセージなのかなと思います》《県庁に住民が出向いて手続きは殆ど考えられませんよね。でも、奈良県南部の振興に取り組んでいるという姿勢は強調され、波及効果もあるかなと思います。また、橿原市に県庁があれば市町村を集めた会議をする際、遠方の…特に最南部の市町村の負担は軽減されると思います。いずれにせよ、知事部局でなく、議会提案の可決です》。
中南和地域の住民は諸手を挙げて賛成か、と思っていたが、さほど大きな反応がなくて、やや肩すかしだった。Mさんがお書きのように「県は、中南和地域を重視しているぞ」という姿勢を示す効果はあるだろう。しかし移転には膨大な費用がかかるので、これとの兼ね合いが心配だ。皆さん、どう思います?