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平城宮跡歴史公園/いよいよ3月24日(土)オープン!(2018 Topic)

2018年03月13日 | 奈良にこだわる
平城宮跡歴史公園は、いよいよ3月24日(土)に開園し「朱雀門ひろば」などがオープンする。24日(土)と25日(日)には、開園イベントも開催される。奈良県ビジターズビューローのHPには、
※画像(チラシ)は、奈良県ビジターズビューローのホームページから拝借

今に続く律令国家が形成された奈良時代の政治・文化の中心であった平城宮の地に、“奈良時代を今に感じる”をテーマとした「平城宮跡歴史公園」が開園します。朱雀門の南のエリアには、復原的に整備された当時のメインストリートとともに、新たなにぎわいの空間「朱雀門ひろば」が誕生します。

3月24日(土)、25日(日)の開園イベントでは「朱雀市」、ステージイベント、バサラ踊り、パフォーマンスのほか、「特別イベント」「自然体験」「時代交流」「歴史・文化」にまつわる「熱気球登場体験」「史跡ウォーク」「セグウェイ登場体験」「天平衣装体験」など各種の体験イベントが実施されます。(有料のものがあります。事前受付が必要なものがあります。)


平城宮跡歴史公園に関する詳しい情報は、近畿地方整備局(国交省)のHPに出ている。アクティビティなどの体験イベントは、こちらに出ている。「平城宮跡(奈良市佐紀町)」について『奈良まほろばソムリエ検定 公式テキストブック』には、

平城京跡は奈良市街一帯に所在し、その北部中央に平城宮跡がある。平城京は奈良時代の首都であり、平城宮は現代の皇居と霞ヶ関の官庁街の機能を併せもつ。和銅三年(七一〇)から延暦三年(七八四)まで存続し、元明天皇から桓武天皇までがここを都とした。

平城宮は約一㌔四方の区画に、ほかの都城には見られない東張出部を取り付けた外形をなし、その外周を築地大垣が巡る。総面積は約一三〇㌶。築地大垣の各面には宮城門を配し、朱雀大路に開く南面正門は朱雀門とも呼ばれる。

宮内には天皇の御在所である内裏や、儀式・政務の際の中心施設である大極殿・朝堂院などがあり、その周囲には官衙を配置していた。東張出部(東院地区)の南半は皇太子の居所と考えられ、その南端では池を中心とした庭園が見つかっている。

平城宮の構造は、聖武天皇の時代に大きく変化する。恭仁京遷都(天平十二年)~平城京還都(天平十七年)を境に、大極殿は西から東へと移り、第一次大極殿の跡地には宮殿建物が林立。一方、内裏は奈良時代を通じて同じ場所にあり、その構造は建て替えのたびに複雑化していく。

こうした増改築は長岡京への遷都まで続けられたことが判明している。九世紀初めには平城上皇が一時還都したが、その後は田畑と化した。


今年は、平城宮跡を含む世界遺産「古都奈良の文化財」が登録されてから、20周年を迎える。この年に「朱雀門ひろば」などがオープンするのは、グッドタイミングである。平城宮跡へは、近鉄大和西大寺駅から徒歩約15分。皆さん、ぜひ「平城宮跡歴史公園」に足をお運びください!

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