tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

極楽寺(安堵町)の広島大仏/祈りのつどいと平和祈念法要(毎日新聞「ディスカバー!奈良」第72回)

2018年07月10日 | ディスカバー!奈良(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、毎日新聞奈良版に「ディスカバー!奈良」を連載している。先週(7/5付)紹介されたのは「平和を祈るつどい 安堵町の広島大仏」、執筆されたのは同会理事で姫路市出身・安堵町在住の柏尾信尚さん。毎年8月5~6日、数奇な運命をたどって安堵町の極楽寺に祀られた阿弥陀さま(高さ約4m)に平和を祈る。では記事全文を紹介する。
※トップ写真は安堵町・極楽寺の広島大仏

2011年、安堵町の極楽寺にまつられている阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)が、戦後広島の爆心地近くに安置され行方が分からなくなっていた広島大仏であることが判明しました。以来、8月5、6日に極楽寺で原爆の犠牲者を追悼し、平和を願う法要と式典が行われています。

5日は午後5時から夢あかり(安燈会(あんとうえ))実行委員会主催で、あんど祈りのつどいが行われます。ミニコンサートや紙芝居なども催され、平和への祈りを込めた多くのあかりが太子道沿いの飽波(あくなみ)神社から旧役場跡地、うぶすなの郷TOMIMOTO、極楽寺へと続き、祈りの回廊で結ばれます。



あんど祈りのつどい(飽波神社)のプロジェクションマッピング    

夏の夕べに癒されるひと時です。幽玄なあかりの中、参列者は開帳された広島大仏の下で静かに手を合わせ、犠牲者の冥福を祈り、平和を願います。6日は午前8時から平和祈念法要が行われます。なお、広島大仏が開帳されるのは8月5日から15日までです。    
 
■メモ 極楽寺へはJR法隆寺駅からバスで東安堵東口下車徒歩3分(奈良まほろばソムリエの会理事 柏尾信尚)。


この広島大仏、安堵町のHPには《広島大仏(阿弥陀如来坐像)半世紀行方知れず…「広島大仏」安堵にいた 安堵町の極楽寺にある高さ約4メートルの阿弥陀如来座像が、戦後、広島市で原爆犠牲者を弔うために原爆ドーム近くの寺に安置され、その後、行方がわからなくなった「広島大仏」とみられることがわかりました。安堵町を終の住み処にされた仏様は、まさに安堵されているご様子でした。将来にわたり、安堵町が平和で発展し続けるよう、静かに見守って下さることでしょう》と紹介されている。特別ご開帳期間中の8月5~15日に、ぜひお参りいただきたい。

柏尾さん、興味深い記事をありがとうございました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする