tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

楽珍トリオ

2007年08月18日 | 奈良にこだわる
「楽珍(らくちん)トリオ」をご存じだろうか。久本雅美や柴田理恵率いる「WAHAHA本舗」に所属するお笑いの3人組である。

奈良町座の月例会(8/16)に、このトリオが来演した。リーダー(写真中央)の久彌繁(ひさや・しげる)さんは奈良市田原のご出身で、奈良町座メンバーに知人がいたことからこのステージが実現したものだ。
※トリオのブログ=もとは我善導(われ・ぜんどう 右端)さんの個人ブログ
http://blog.livedoor.jp/zendou/

久彌さんは田原の小中学校から郡山高校を卒業し、早稲田大学中退、という異色の経歴の持ち主だ。トリオでは、司会とツッコミ役である。

この日は午後7時過ぎから20分ほど、力士の格好で得意のコントを披露していただいた。ノーギャラだが、会場からはたくさんの「おひねり」が飛んでいたので、この日の生活費くらいは何とか賄えたことだろう。
※当日のコント風景写真
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/b1/e9c2e283897a30cc6ade5110b34fbef7.jpg

彼らはコントの後、しばしビールを飲み交わしてから、近鉄奈良駅前に出かけた。路上ライブをやるというのだ。9時頃になって様子を見に行くと、お客が集まるのを待っているところだった(さすがに、裸はまずいと判断したのだろう)。結局この夜は2、3人の前で2ステージだけこなして退散したようだ。

このトリオは7/6~9/1まで全国を行脚し、25か所以上・約150ステージをこなす予定だという。収入はおひねりだけなので、真剣勝負だ。

HPのスケジュール表によれば、明日(8/19)は再び奈良市に戻り、もちいどのセンター街と地元・田原の公民館でコントをやることになっている。

競争の激しいお笑いの世界で勝ち残るのは大変なことだろうが、若いパワー(20代後半)でぜひ頑張っていただきたい。

※トリオのホームページ
http://www5.tok2.com/home/rakuchintorio/
※浜田もり平(左端)さんのブログ
http://blog.livedoor.jp/rakuchinhamada/
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なら奈良館

2007年08月16日 | 仏像
まずは写真をご覧いただきたい。山田寺仏頭(興福寺蔵)の後ろに、新薬師寺の十二神将像がずらりと並んでいる。奈良が誇る超一級の国宝が、一枚の写真に収まっているのだ。

これは、近鉄奈良駅ビル(4~5階)の「なら奈良館」だ。以前は近鉄が運営する「奈良歴史教室」だったが、現在は奈良市が引継いでこの名前に変わっている。高さや外観が不評の駅ビルだが、こんな良い施設もあったのだ。

広告などでは実物大の「大仏さまの左手」ばかりが取り上げられるので、私は「子供向けの施設なのか」とカン違いしていたが、実際に訪ねてみると驚きの連続だった。

薬師寺西塔の木製模型、法隆寺や唐招提寺の(実物大の)木組み模型、奈良町一帯(江戸時代)の立体復原模型、お水取り風景の復原模型、そして圧巻が写真の山田寺仏頭(加藤登紀子似!)と十二神将像の実物大の模造品。

このほか、たくさんのパネルやビデオ映像で、奈良の歴史や世界遺産が学べるようになっている。猛暑の屋外と違って涼しいし、何より駅のすぐ上という好立地だ。入館料も安い(大人300円、高校生200円、小中学生は無料)。私は写真の仏さまだけで、十分満足だった。
http://www.narakan.com/index.html

希望すれば、「なら・観光ボランティアガイドの会」による無料ガイドも利用できる。ついでに食事をするなら、8階に「北京料理 奈良百楽」がある。

親子で楽しく学べる「なら奈良館」。暑い昼間に訪ねたい、奈良のお薦めスポットである。
コメント (7)
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暑い!

2007年08月15日 | 奈良にこだわる
立秋(8/8)もとっくに過ぎたというのに、うだるような暑さが続いている。奈良市では、8/11~12には最高気温が35℃以上の「猛暑日」となった。

熱中症で亡くなる方も相次いでいるが、家にいても十分な水分を補給しなければ死に至るケースもあるそうなので、注意していただきたい。

さて今夜(8/15)は東大寺大仏殿の万燈供養会(まんとうくようえ)だが、写真はその大仏殿の裏手で撮った(8/10)。

暑さのあまり鹿たちは、散り散りになって木陰に入っていた。あんな厚い毛皮を着ていたら、夏を過ごすのはさぞ大変だろう。サルスベリだけは暑さに耐えて色鮮やかに咲いている。「百日紅」という名の通り、長く咲くタフな花だ。

今年は「ラニーニャ現象」の発生により、早くから猛暑が予想されていた。ラニーニャとは赤道太平洋域(中部~東部)の海面水温が平年より低くなる現象のことで、エルニーニョの逆だ。日本では猛暑、渇水、寒冬になると言われる。

このラニーニャの発生には地球温暖化が関わっているそうだから、私たちの排出したCO2が、遠く赤道太平洋経由で猛暑を呼んでいることになる。

「このままでは京都議定書目標の達成は危うい」という政府の中間報告も出ていたが、回りまわって地球を温めないよう、室温28℃をぜひ励行していただきたいものだ。
コメント (5)
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四季料理 志まづ

2007年08月14日 | グルメガイド
8/12の「大和の仏たち」で昼食場所に選ばれていたのは、「四季料理 志まづ 室生寺前店」(宇陀市室生区室生)だった。室生寺から、門前の川沿いを少し歩いたところにある。

ここは自然の傾斜を利用して建てられていて、1階は茶店とみやげもの店、2階が喫茶・軽食、3階が和食・懐石のお店になっている。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0006712783/M0029000209/

その3階で出てきたのが写真のお弁当だ。食事代はツアー料金(7千円)に含まれていたので定かではないが、店頭に写真が出ていた「山桜」(2625円)より、デザートなど2品少なかったので、おそらく2千円ほどだろう。

食べてみると、とても美味しい。揚げたての天ぷらはサクサクとしていて、何よりエビ(2尾)が大きい。白身魚のマリネにはもずくがからみ、新鮮な食感だ。焼物の味つけも良い。高台にあるので、窓からの眺望も素晴らしい。

志まづには、このほか「和風レストラン 志まづ 室生三本松店」(宇陀市室生区三本松)、「魚志(うおごころ)」(橿原市・近鉄八木駅徒歩5分)と、コンセプトの違う店が全部で3店ある。
http://gourmet.yahoo.co.jp/0006716401/U0002057665/
http://r.gnavi.co.jp/k459200/

家に帰って家内に話すと、地元でも美味しいと評判のお店なのだそうだ。確かにお客さんがたくさん入っていた。室生寺参詣の折には、ぜひお立ち寄りいただきたい。
コメント (2)
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大和の仏たち

2007年08月13日 | 奈良検定
昨日(8/12)、「大和の仏たち」(第3回)という講師付きのバスツアーに参加した。

これは「源流の森を歩く」(7/24)と同様、「奈良まほろばソムリエ検定 体験学習プログラム」(奈良商工会議所主催)の一環である。検定事務局のスタッフに薦められ、参加することにした。
※源流の森を歩く(ブログ内)
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/609b9681f9f62079c1650ef3c3555994

引率していただいたのは、帝塚山大学教授の関根俊一氏。関根氏はかつて奈良国立博物館に勤務され、ご専門は工芸品だったそうで、今も正倉院展の頃には同大学の公開講座(聴講無料)の講師も務められるという。
http://www.tezukayama-u.ac.jp/KOZA/

さて、この日は朝9時に近鉄奈良駅前集合。奈良交通の観光バスでまずは室生寺(宇陀市)へ向かう。暑い日だったが、木立に囲まれた境内は日陰に入るととても涼しい。室生寺の金堂・弥勒堂で、普段は入れない仏さまの眼前で講師の説明を聞く。普通だと仏像の衣の稜線などは気がつかないものだが、説明していただくと、その見方や時代的特徴がよく分かる。

室生寺の門前にある「志まづ」で昼食休憩の後は、桜井市の聖林寺(しょうりんじ)へ。国宝・十一面観音立像は、やはり素晴らしい。本堂からは三輪山や箸墓など、周辺の景観が一望できる。

安倍文殊院(桜井市)で、快慶作の文殊菩薩騎獅像や文殊院西古墳を見学した後は、最後の目的地・飛鳥寺(明日香村)へ。写真の飛鳥大仏の前で、お坊さんの説明を聞く。復原図もみせてもらったが、もとは堂々たる大寺だったのだ。

境内にある入鹿の首塚周辺の田んぼではイネが青々と育っていて、澄んだ青空の下で見ると、飛鳥時代にタイムスリップしたような気分になる。

「源流の森を歩く」に参加した際、すでにこのツアーに参加されたという方から「『大和のほとけたち』は良いですよ。先生の説明がとても分かりやすいし、昼ご飯も美味しいし」と聞いていたが、全くその通りだった。

スケジュール的にもムリがなく、境内の散策も楽しめた。帰りは近鉄八木駅で降ろしてもらえたので、電車を乗り継いでスムーズに帰ることもできた。

関根先生、そして汗だくで添乗して下さったスタッフの皆さん、有り難うございました。
コメント (4)
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