tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

お久しぶり! 鰻料理専門店 二鶴

2021年02月05日 | グルメガイド
「二鶴」(にかく・奈良市椿井町)は、創業からまもなく70年という老舗の鰻料理店である。以前はランチにも夜の部にもよくお邪魔したが、今はランチおよびテイクアウトのみの営業となっている(売り切れ次第終了)。かつて当ブログでは、こんなふう(2008.5.31)に紹介させていただいた。
※トップ写真は「二色丼」(税込3,420円)のごはん大盛り(無料)。すべて2021.2.2の撮影

今回はGo To Eat の食事券が使えると聞いて、年上の友人のKさんと一緒に訪ねた。Kさんは「ウナギは関西風の地焼きで注文しましょう」。ウナギを背開きにして頭を落とし、蒸してからタレをつけて焼くのが関東風。腹開きにし、頭をつけたまま、蒸さずにタレをつけて焼くのが関西風だ。いちばんの違いは、白焼きしてから蒸すか、蒸さないか。



私はよく名古屋で「ひつまぶし」をいただくが、名古屋はすべて「関西風の地焼き」だった。外はからり、中はふっくらと仕上がるので、ひつまぶしには関西風の地焼きが欠かせないのだ。今回は2人で2匹分いただくので焼き方もリクエストできるようで、それはKさんにお願いした。このお店について「奈良グルメ図鑑」には、


タレ焼きも良いが、ここではぜひウナギの旨さが引き立つ「白焼き」も味わっていただきたい

店内は昭和のムードが漂う落ち着いた雰囲気。注文を受けてから焼く鰻は串打ちせずにふっくらとした味わいに仕上げる。写真の二色丼は蒲焼きと白焼き、両方がいただける贅沢な品。創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレでいただく蒲焼きは好みで山椒をかけて。あっさりと仕上げた白焼きは鰻本来の味が楽しめる。こちらはわさびがよく合う。肝吸い、漬物付き。外国からの客さんも多いようで、英語での対応もされる。ちなみに2代目のご主人は堀内孝雄の従兄弟。


う巻き(税込720円)は、1人前を2分の1にカットしていただいた

お店に置いてあったテイクアウト用のチラシには、

うなぎは泳ぐビタミン剤
名物 白焼丼

この度は当店をご利用いただき誠にありがとうございます。お引渡し商品に防腐剤等は使用していません。保存は冷蔵庫のご利用をお願いします。
二鶴(ニカク) 〒630-8343 奈良市椿井町51 
ご注文専用電話 0120-125-841 FAX 0742-22-5841
詳しくはHPをご覧ください。

平日だというのにお客さんはどんどん入ってきて、ちょうどいい具合に席が埋まる。厨房はご主人1人なので、これは大変そうだが、ちょっと安心した。これからは私もせいぜい利用させていただきたい。皆さんも、ぜひお訪ねください!
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NHK歴史秘話ヒストリア 2月10日(水)は「1300年 奇跡のリレー 国宝 聖林寺十一面観音」!(2021 Topic)

2021年02月04日 | お知らせ
NHK総合テレビ「歴史秘話ヒストリア」2月10日(水)午後10時30分~ 午後11時15分は「1300年 奇跡のリレー 国宝 聖林寺十一面観音」!NHKの公式サイトには、
※トップ写真は、聖林寺から「ナント・なら応援団」への感謝状贈呈式で(2013.12.20)

歴史秘話ヒストリア「1300年 奇跡のリレー 国宝 聖林寺十一面観音」
聖林寺(しょうりんじ)の「十一面観音菩薩立像(じゅういちめんかんのんぼさつりゅうぞう)」は、日本初の国宝の一つ。その優美で繊細な造形美は比類ないとされる。しかも見る者に不思議な感覚をもたらす力も……。

X線写真撮影や当時の材料・技法で複製する「模刻」アプローチで、聖林寺十一面観音の隠された美の秘密が明らかに。そして明治時代に観音像を襲った危機、それから像を守った米国人の奮闘も紹介する。


「模刻アプローチ」とは何だろう、興味津々だ。「像を守った米国人」とはフェノロサのことだろうが、これも改めて振り返ってみたい。皆さん、ぜひ今からタイマー録画をセットしてください!
コメント (4)
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「かわかみワーク」が創立総会、4月に業務がスタート!(2021 Topic)

2021年02月03日 | 奈良にこだわる
火曜日(2021.2.2)の毎日新聞奈良版に《過疎地の安定雇用創出 村内7事業者が「協同組合」 県内初 需要に合わせ働き手派遣 4月に業務開始》という記事が出ていた。以前当ブログで「かわかみワーク(特定地域づくり事業協同組合)設立へ/吉野郡川上村」として紹介したことがある。「特定地域づくり事業協同組合」とは、労働者派遣事業に関する国(総務省)の新制度である。その川上版の創立総会が1月21日に開催されたのである。記事によると、
※トップ写真は、毎日新聞(2/2付)のサイトから拝借

若者の村外流出阻止へ
過疎化の進行で働き手が減少する川上村で、複数の事業者の仕事を組み合わせて安定した雇用を生み出し、事業を維持していこうという県内初の取り組みが始まった。村内の企業など7事業者が、「特定地域づくり事業協同組合」を設立、4月に業務をスタートさせる。【高田房二郎】

過疎地での安定した雇用の創出を目指して議員立法で成立し、2020年6月に施行された「特定地域づくり事業推進法」に基づくもの。複数の事業者が出資して組合をつくり、地域の若者や移住者らを職員として雇って繁忙期など事業所の労働需要に合わせて働き手として職員を派遣する仕組み。運営費の半額を国や地元自治体が支援する。

村役場で1月21日に開かれた「事業協同組合かわかみワーク」の創立総会には、商工会をはじめ林業団体などで構成する「吉野かわかみ社中」や金属加工会社、村社会福祉協議会など村内7事業者が参加。事業計画などを承認した。

同村は、45年までの人口減少率が全国の市町村で最悪と推計され、産業の担い手不足も深刻化している。「かわかみワーク」は県の認定を受けた後、職員3人を採用する計画。組合員である事業所の繁忙期などに職員を派遣することで、時節によって労働力に増減がある企業側は余剰人員を抱える必要がなく事業の維持や拡大を図れる一方、働く側にとっても一定の仕事と給与水準が保障されるメリットがある。

同村の担当者は「村内で働き口が見つからず村外流出する若い世代は少なくない。そんな人たちを(村に)とどめ、多様な職場を経験する中で自分に合う仕事を見つけたいという移住希望者にも利用してもらえる。任期が終わった地域おこし協力隊員の定住方策にもなるのでは」としている。組合の理事長を務める東谷孝則村商工会長(64)は、「組合の活動は新たなチャレンジ。地域を活性化したいという村民全員の思いを、前に進めていきたい」と話した。


弾力的な運用ができる新しいタイプの人材派遣団体(協同組合)である。川上村の新たなチャレンジに期待したい。

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聖徳太子1400年御遠忌の年、生誕の寺・橘寺にご注目!/毎日新聞「やまと百寺参り」第86回

2021年02月02日 | やまと百寺参り(毎日新聞)
NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は『奈良百寺巡礼』(京阪奈新書)の刊行を記念して毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまと百寺参り」を連載している。先週(2021.1.28)掲載されたのは「聖徳太子生誕 愛馬像も/橘寺(明日香村)」、執筆されたのは同会理事で奈良市在住の久門たつおさんだった。
※トップ写真は、太子殿の前に立つ黒駒の像(三代目)=明日香村橘の橘寺で

今年(2021年)は聖徳太子1400年御遠忌(ごおんき)の年で、太子に注目が集まる。特別展「聖徳太子と法隆寺」は奈良国立博物館(4月27日~6月20日)と東京国立博物館(7月13日~9月5日)で開催される予定だし、法隆寺では法要が4月3(土)~5日(月)に営まれる。これらを控えて、今回はとてもタイムリーな掲載だった。では全文を紹介する。

聖徳太子は574(敏達天皇3)年に現在の橘寺(たちばなでら)の場所にあった欽明(きんめい)天皇の橘宮(たちばなのみや)で生まれたとされます。橘寺の創建年は不明ですが、発掘調査で中門、塔、金堂、講堂が一列に並ぶ四天王寺式伽藍(がらん)配置とみられています。

講堂跡に建つ江戸末期の本堂は太子殿と呼ばれます。本尊は室町期の木造聖徳太子坐像(重文)で、606(推古天皇14)年に太子が橘宮で勝鬘経(しょうまんぎょう)を講義した像とされます。

太子は大臣(おおおみ)の蘇我馬子らと推古天皇を支えるため、住居の斑鳩宮と飛鳥にある役所の小墾田宮(おはりだのみや)を結ぶ筋違道(すじかいみち)を往来しました。愛馬の黒駒(くろこま)に乗り、従者の調使麻呂(ちょうしまろ)が同行したと伝わります。

太子殿前にあるのが黒駒の像です。1913(大正2)年設置の初代は、太平洋戦争時に金属供出。53(昭和28)年の2代目は、酸性雨による腐食で撤去されました。現在の3代目の像は2001(平成13)年、全国の太子講関係者が奉納したもの。高さ1・3㍍の青銅製で、胴の左右には橘の花が浮き彫りされています。太子は622(推古30)年に斑鳩宮で亡くなり、今年は1400年遠忌に当たります。(奈良まほろばソムリエの会理事 久門たつお)

(宗 派)天台宗
(住 所)高市郡明日香村橘532
(電 話)0744・54・2026
(交 通)近鉄飛鳥駅から赤かめバス「川原」、または近鉄橿原神宮前駅から同バス「岡橋本」下車すぐ
(拝 観)9~17時。受付は16時半まで。350円
(駐車場)有(無料)


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サラリーマン川柳2021 コロナ禍での戸惑いと奮闘を詠む

2021年02月01日 | お知らせ
日本経済新聞電子版(2021.1.27 10時配信)ほかに「サラリーマン川柳100選」という記事が出ていた。コロナ禍のなかで奮闘する自分を茶化したり皮肉ったりまた励ましたり、時には上司をおちょくったり、それらが上質のユーモアでシュガーコーティングされていて、ほとほと感心する。ベスト100は、第一生命のサイト(PDF)に出ている。日経新聞の記事には、
※トップ画像は第一生命のサイトから拝借した


この画像は日経新聞の記事から拝借

「コロナ禍が 程よく上司を ディスタンス」。第一生命保険は27日、恒例の「サラリーマン川柳」の入選作100句を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに人間関係や働き方が変化し、戸惑いながらも奮闘する会社員を描いた作品が集まった。

政府がテレワークを推進するなか、「会社へは 来るなと上司 行けと妻」は板挟みの状況を表現。「はんこレス 上司の仕事 吹き飛んだ」はデジタル化で役割がなくなる管理職を皮肉った。「激論も パジャマ姿の 下半身」や「リモートで ミュート忘れて 愚痴バレる」など、ウェブ会議を題材にした作品も多かった。

コロナ禍で家族と過ごす時間が増えたが「自粛中 見えた夫の 定年後」。夫婦間には吉と出るか、凶と出るか。「テレワーク いつもと違う 父を知る」と、子どもの視点から詠まれた句もあった。応募があった6万2542句から選出。インターネットなどで人気投票を実施し、5月下旬にベスト10を発表する。〔共同〕


第一生命は現在、全国優秀 100 句の中から第 34 回サラリーマン川柳コンクールベスト 10 を決める投票を実施している。投票の締め切りは3月 19 日(金)。投票は「第 34 回サラリーマン川柳コンクール特設サイト」からお願いします!
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