春からヒメダカの孵化直後の子をみつけては、親に喰われぬうちに隔離してきた。そうしてその子が孵化直後の子を喰いそうになるほど大きくなったら親の方に戻した。春に8匹だったのが、もう200匹か300匹かわからない。何しろ今は孫がどんどん生まれている。
色んな水棲生物と同棲させて、時にはカジカ(ハゼ?)に餌として与えたり、小さな虫かごやペットボトルやたらいを水槽代わりにしているのも含めると、いま容器は家の内外合わせて19。その内メダカの入っているのが14もある。
その内の一つ、たらいに一匹ヒメダカを入れている。そこには各水槽で自然に大発生しているサカマキガイを見つけてはぽいぽい入れた。ホテイアオイの崩れたのも入れた。アオミドロが水槽によってははびこるのでそれを取り出して入れる。飼っている水棲生物が死んだら、それも入れた。とにかく、汚いものや困りモノが投げ棄てられたドブ状態。
サカマキガイは相当劣悪な環境でも生き抜き繁殖すると、ネットの記述にはあったし、死骸など入れようものなら確かにすぐに群るのだ。生きているモノを襲うまではしないけれど究極の雑食性だ。そのたらいの水は濃い緑になっていて、透明度は1センチというところか。何でも放り込んでしまっているから、生命が誕生した頃のような原始スープ状態。とまではいかないだろうけれど相当なものである筈なのだが、入れられたヒメダカは死なない。どこまで持つか・・という実験のつもりで入れたのだ。
まだ孵化して半月位で入れたのだが、死なないどころか、雨で溢れないように4分の3程かぶせているフタを取ると、ゆらーりと底から浮いて来て、いつだって『まだ生きてるよ』と示す感じすらする。だんだん大きくなっていてしかも成長が早いようだ。
普通だったら水が腐って有毒ガスも発生しそうなものを、サカマキガイが何でも食べ、その大量の糞などを微生物が分解し、プランクトンが発生し、蚊が卵を産んでボウフラが発生し、一切メダカの餌はやっていないのにボウフラや何やかやを喰い、生贄のヒメダカは生き抜き成長するのだ。生き物が棲むというだけで、バランスが創られ秩序がおのずから出来上がるということかも知れない。一匹の魚がいるというだけで汚染が防げているのだろうか?
暑かった夏も過ぎ秋めいてきたら、たらいの原始スープも少し澄んできた。サカマキガイは縁に這い上がって干乾びるのもいたり、真ん中のアオミドロの上で殻だけになっているのもいて意外にもろいのもいるようだ。ヒメダカはもうすっかりおとなびた。他の水槽の同世代は交尾や産卵をしきりにしているのだ。もうこいつは死なないと決まった。死んだらその時は、たらいの中全部をぶちまけようと思っていたのだが、ついに一つの宇宙ができてしまったような具合だ。
本日、このサバイバルヒメをたらいから救い出した。もしかしたら救い出したことにならない可能性もあるのだけれど、とにかく他所に移した。そして、原始スープたらいには替わりのヒメダカを入れた。次の実験段階が始まった。
色んな水棲生物と同棲させて、時にはカジカ(ハゼ?)に餌として与えたり、小さな虫かごやペットボトルやたらいを水槽代わりにしているのも含めると、いま容器は家の内外合わせて19。その内メダカの入っているのが14もある。
その内の一つ、たらいに一匹ヒメダカを入れている。そこには各水槽で自然に大発生しているサカマキガイを見つけてはぽいぽい入れた。ホテイアオイの崩れたのも入れた。アオミドロが水槽によってははびこるのでそれを取り出して入れる。飼っている水棲生物が死んだら、それも入れた。とにかく、汚いものや困りモノが投げ棄てられたドブ状態。
サカマキガイは相当劣悪な環境でも生き抜き繁殖すると、ネットの記述にはあったし、死骸など入れようものなら確かにすぐに群るのだ。生きているモノを襲うまではしないけれど究極の雑食性だ。そのたらいの水は濃い緑になっていて、透明度は1センチというところか。何でも放り込んでしまっているから、生命が誕生した頃のような原始スープ状態。とまではいかないだろうけれど相当なものである筈なのだが、入れられたヒメダカは死なない。どこまで持つか・・という実験のつもりで入れたのだ。
まだ孵化して半月位で入れたのだが、死なないどころか、雨で溢れないように4分の3程かぶせているフタを取ると、ゆらーりと底から浮いて来て、いつだって『まだ生きてるよ』と示す感じすらする。だんだん大きくなっていてしかも成長が早いようだ。
普通だったら水が腐って有毒ガスも発生しそうなものを、サカマキガイが何でも食べ、その大量の糞などを微生物が分解し、プランクトンが発生し、蚊が卵を産んでボウフラが発生し、一切メダカの餌はやっていないのにボウフラや何やかやを喰い、生贄のヒメダカは生き抜き成長するのだ。生き物が棲むというだけで、バランスが創られ秩序がおのずから出来上がるということかも知れない。一匹の魚がいるというだけで汚染が防げているのだろうか?
暑かった夏も過ぎ秋めいてきたら、たらいの原始スープも少し澄んできた。サカマキガイは縁に這い上がって干乾びるのもいたり、真ん中のアオミドロの上で殻だけになっているのもいて意外にもろいのもいるようだ。ヒメダカはもうすっかりおとなびた。他の水槽の同世代は交尾や産卵をしきりにしているのだ。もうこいつは死なないと決まった。死んだらその時は、たらいの中全部をぶちまけようと思っていたのだが、ついに一つの宇宙ができてしまったような具合だ。
本日、このサバイバルヒメをたらいから救い出した。もしかしたら救い出したことにならない可能性もあるのだけれど、とにかく他所に移した。そして、原始スープたらいには替わりのヒメダカを入れた。次の実験段階が始まった。