鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

小泉純一郎氏は衆議院解散前に北朝鮮を訪れるべきである

2008年09月27日 19時33分29秒 | 個人的主張など
小泉氏が政界を引退すると表明した。感心されたり非難されたりしている。気を引くキャッチ・コピーのようなセリフだけを勇ましく吐いてはケムにまき、アメリカ追随一辺倒をゴリ押しに進めてきた人物としか私には思えない。

郵政民営化も、郵便局に預けられた莫大な死蔵貯金に目をつけたアメリカの至上命令だったという分析を読んだことがある。それを読んで私はそれまでの疑問が解けた気がした。民営化必要論などの理屈はいくらでもつけられるが、要はジャパン・マネーが必要だったのだ。

イラク戦争も大量破壊兵器があるからという理由で始められたのに何も無かった。小泉ジャパンは、ブッシュ・アメリカにピタリと寄り添って追随したのに、そのことについての反省の弁は一言もない。アメリカ政府の起こしたイラク戦争はイラクからの原油の安定的確保目的だったし、同時に軍需産業からの武器消費の要請に応えてのことだったのだろう。

それらのことはともかく、小泉氏の訪朝によって拉致被害者及びその家族が一部でも帰って来たことは、彼の偶然成しえた大層な成果だった。普段はニヤケることの多い小泉氏が、ニコリともしないで金総書記と対面しているのが印象的だった。

衆議院解散から選挙へと秒読みに入った観のある今、なぜか引退を決意したらしい。S.P.に囲まれて足早に歩く映像を観ると健康不安があってのことではなさそうだ。現首相自らか、友達の友達にアルカイダがいるとかいないとかの大臣その他が失言をして、一気に解散に雪崩れこむ前に、小泉氏は訪朝すべきではないのか。

金総書記が脳梗塞になったと伝えられている。死亡説もある。それなら二度も直接対話をしたことのある小泉氏が政府からの派遣ということではなくて、元首相という立場からでも病床を見舞うような形をとって訪朝したら、拉致被害者の帰国につながる何かが得られるかも知れないではないか。

なぜマスコミは、それを促す発言をしないのだろう。北朝鮮の権力構造は軍と政府と党とで微妙なバランスらしいのだが、すべての決定権を金総書記一人が握っていて、今はどういう状態かわからないらしいが、それならなおのこと、行動を起こせばひょいと消息解明の糸口がみつかる可能性だってあるではないか。

今こそ小泉氏がそれをできるキー・マンのような気がするのだが、誰もそれを言い出さないのは何故なのだろう。言っているにしてもマスコミが取り上げないのだろうか。何だかとても不思議だ。それとも小泉氏の今までの実のない言動に誰もが、言っても無駄と諦めているのだろうか。

コメント (5)
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