この頃よく夜中に目が覚める。寝付くのもなかなかなのに眠ったと思えばすぐに目が覚める。眠りについた自覚はないのだから『眠ったと思えば・・』というのは不正確な表現か。変な夢もたくさん見る。夢でよかった・・とほっとする悪夢も見れば、もっと見続けたかった楽しく面白い夢も見る。
すべて不整脈のなせることなのだ。冬は特にひどくなるような気がする。ここしばらくは特にひどくて、2回脈があって1回休みの時がけっこうある。これを書いている今もそうだ。それが規則正しく続くのではなくて、6~7回正確に打って『これは調子いいぞ』と思っていると『うっ』という感じがして2回休みの強い衝撃がある。脈が弱くなることもあり、少し気の遠くなる感じもあったりして、とにかく乱調なのだ。自分の拍動に何だか感動を覚えてしまう程だ。
パソコンに向っている今現在は、多少の不調を感じても普通にしていられる。これが大乱調になると、何もする気になれないだるさがあって、でも胸はざわざわとしてごわごわとして横になってはいるものの欝々とした状態になる。そういう時は手足がむくんでいることが多い。頭を振るとずきんとするし、咳をしても頭が痛いことが多い。そんな時はもう寝ているしかない。
循環器科で診てもらったことがある。ところが結論から言えば、悪い不整脈ではないというのである。不整脈を改善させる薬というのを処方してもらって服用しつづけていたこともある。服用後二ヶ月程は良く効いたが、すぐ効かなくなった。運動負荷試験もやってもらった。24時間装着の心電図記録計もやった。心臓に尋常の苦しさではない気持ち悪さを感じたことがあり、仕事を放り出して病院に行ったこともあった。そのときにニトログリセリン舌下錠を試したが、状態は変わらなかったから狭心症ではなさそうだという事になった。
予約に空欄があったのか、検査をすれば点数をそうとう稼げるからなのか『検査をして何も異常なしならこれほどよいことはないわけですから、やってみたらどうでしょう・・多少のリスクもないことはないのですが・・・』という説得に飛びついて、カテーテル検査の日取りもすぐ決まり、数日後に検査をやってもらった。
先に書いたように異常無しなのである。カテーテルの検査では、狭心症だとその症状があらわれる薬が心臓の中に直接投与される。するとその瞬間オシッコをもらしてしまったのか?と思ってしまうような暖かさが股間中心にふわっと広がる。でも私は狭心症の発作が起きなかった。それより何より、心臓からの血液の流れというのは、一拍二拍の動きで大動脈では瞬時に胴体や頭には行くものだと実感した。手足の末端には数十秒かかるのかも知れないが、すごい速さだ。妙に感動を覚えたのを記憶している。
これほど本人は気持ちが悪くて、眠れなかったり違和感を覚えていたりするのになぜ異常無しなんだろう。運動付加試験の時も、24時間装着の時も、カテーテル検査の時も、つい先日の年1回の健康診断の時もいつも私の心臓はよそ行きの健康を装うんである。本当に腹が立つくらい、医者に行くとそれだけで治るのである。
その内、体を酷使して体もむくみ心臓も大乱調の時に医者に見せたいのだけれど、そんな時は忙し過ぎて、体もだるくて医者になんて行けないのだ。医者に『どうです、けっこう私の心臓イカレテルでしょう?』と自慢したいのだが、どうもうまくいかない。本当になんともないのか・・・という疑問をいつも持ちながら、何ともないというお墨付きも大事に思っている昨今なのだ。
父はニトログリセリン舌下錠を携帯する身だった。兄にも心臓病のものがいる。叔母は心筋梗塞で亡くなっている。それで気に病んできたのだ。気の病なのか?近頃はもう余生に入ったという感じがしているので、死に対して少しは恐怖が薄れている。
夜中に熟睡できない分、昼間に眠いことがある。仕事をしなければ生きていけない自転車操業人生なので、今のところ仕事だけは穴をあけないようにこなしている。でも仕事から帰って、ぼーとしている内に今は炬燵に入って瞬間的に眠ってしまうことがけっこうある。夕飯を食べてからもすぐこっくりする。それどころか2時間3時間爆睡してしまう。浴槽のなかでも熟睡する。ぬるい風呂に入った時なんか間違いなく、首が痛くなるほど曲げて眠りこけることがけっこうある。若い時には考えられなかったことだ。
夜中に目覚めて胸がざわざわしたり、ふっと気を失うような感じがしたりしても、重ねて言うけれどもうあんまり恐さを感じない。もういいか・・・という気がしてきているのである。このままふっと逝くのは楽かも知れないなと思う。脳に血液が行かなくなると瞬時に気を失うのだろうから・・。
不安感もなくなっているのに治らないんだから気の病ではないのだろうと思っている。心臓の不具合を感じている時に、仕事だけは別だがそれ以外は自分に自堕落を最大限許している。これも実に快適なんである。何もやる気がしないのは体のせいなんだからして。
すべて不整脈のなせることなのだ。冬は特にひどくなるような気がする。ここしばらくは特にひどくて、2回脈があって1回休みの時がけっこうある。これを書いている今もそうだ。それが規則正しく続くのではなくて、6~7回正確に打って『これは調子いいぞ』と思っていると『うっ』という感じがして2回休みの強い衝撃がある。脈が弱くなることもあり、少し気の遠くなる感じもあったりして、とにかく乱調なのだ。自分の拍動に何だか感動を覚えてしまう程だ。
パソコンに向っている今現在は、多少の不調を感じても普通にしていられる。これが大乱調になると、何もする気になれないだるさがあって、でも胸はざわざわとしてごわごわとして横になってはいるものの欝々とした状態になる。そういう時は手足がむくんでいることが多い。頭を振るとずきんとするし、咳をしても頭が痛いことが多い。そんな時はもう寝ているしかない。
循環器科で診てもらったことがある。ところが結論から言えば、悪い不整脈ではないというのである。不整脈を改善させる薬というのを処方してもらって服用しつづけていたこともある。服用後二ヶ月程は良く効いたが、すぐ効かなくなった。運動負荷試験もやってもらった。24時間装着の心電図記録計もやった。心臓に尋常の苦しさではない気持ち悪さを感じたことがあり、仕事を放り出して病院に行ったこともあった。そのときにニトログリセリン舌下錠を試したが、状態は変わらなかったから狭心症ではなさそうだという事になった。
予約に空欄があったのか、検査をすれば点数をそうとう稼げるからなのか『検査をして何も異常なしならこれほどよいことはないわけですから、やってみたらどうでしょう・・多少のリスクもないことはないのですが・・・』という説得に飛びついて、カテーテル検査の日取りもすぐ決まり、数日後に検査をやってもらった。
先に書いたように異常無しなのである。カテーテルの検査では、狭心症だとその症状があらわれる薬が心臓の中に直接投与される。するとその瞬間オシッコをもらしてしまったのか?と思ってしまうような暖かさが股間中心にふわっと広がる。でも私は狭心症の発作が起きなかった。それより何より、心臓からの血液の流れというのは、一拍二拍の動きで大動脈では瞬時に胴体や頭には行くものだと実感した。手足の末端には数十秒かかるのかも知れないが、すごい速さだ。妙に感動を覚えたのを記憶している。
これほど本人は気持ちが悪くて、眠れなかったり違和感を覚えていたりするのになぜ異常無しなんだろう。運動付加試験の時も、24時間装着の時も、カテーテル検査の時も、つい先日の年1回の健康診断の時もいつも私の心臓はよそ行きの健康を装うんである。本当に腹が立つくらい、医者に行くとそれだけで治るのである。
その内、体を酷使して体もむくみ心臓も大乱調の時に医者に見せたいのだけれど、そんな時は忙し過ぎて、体もだるくて医者になんて行けないのだ。医者に『どうです、けっこう私の心臓イカレテルでしょう?』と自慢したいのだが、どうもうまくいかない。本当になんともないのか・・・という疑問をいつも持ちながら、何ともないというお墨付きも大事に思っている昨今なのだ。
父はニトログリセリン舌下錠を携帯する身だった。兄にも心臓病のものがいる。叔母は心筋梗塞で亡くなっている。それで気に病んできたのだ。気の病なのか?近頃はもう余生に入ったという感じがしているので、死に対して少しは恐怖が薄れている。
夜中に熟睡できない分、昼間に眠いことがある。仕事をしなければ生きていけない自転車操業人生なので、今のところ仕事だけは穴をあけないようにこなしている。でも仕事から帰って、ぼーとしている内に今は炬燵に入って瞬間的に眠ってしまうことがけっこうある。夕飯を食べてからもすぐこっくりする。それどころか2時間3時間爆睡してしまう。浴槽のなかでも熟睡する。ぬるい風呂に入った時なんか間違いなく、首が痛くなるほど曲げて眠りこけることがけっこうある。若い時には考えられなかったことだ。
夜中に目覚めて胸がざわざわしたり、ふっと気を失うような感じがしたりしても、重ねて言うけれどもうあんまり恐さを感じない。もういいか・・・という気がしてきているのである。このままふっと逝くのは楽かも知れないなと思う。脳に血液が行かなくなると瞬時に気を失うのだろうから・・。
不安感もなくなっているのに治らないんだから気の病ではないのだろうと思っている。心臓の不具合を感じている時に、仕事だけは別だがそれ以外は自分に自堕落を最大限許している。これも実に快適なんである。何もやる気がしないのは体のせいなんだからして。