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この水槽には3匹を同居させたのだが1番小さいヤツはすぐに死んだ。死骸を発見したときは尻尾がなくなっていて美味しそうな白い身が見えていた。エビやカニが死ぬと殻は赤くなる。そいつも泥色の保護色から真赤に変色していた。その時はまだ共食いの犠牲になったと考えずに、カラスか何かが悪さをして振り千切ったか・・と、そんな風に想像していた。
ザリガニのザリは居去るかららしい。後ずさりと考えると確かにぴったりの命名だ。浅く水を張ったバケツの中に入れたザリーを捕まえようとすると、必死に内周を逃げ回る小刻みの後ずさりが可笑しい。そんないじめかたはしたくないのだが雌雄の確認をしようと思ってのことだ。
赤いザリーと同居させていたヤツは彼女の半分にもならない雌雄のわからない臆病モノだったから、水草水槽から雄とわかったヤツと交替させた。一回り小さいだけなのに、こいつも弱いのか先住者には遠慮があるのか、雄はみなそうなのか、赤の雌ザリーにいつも追いかけられている。邪険にではなく、言い寄る感じそのものだ。 (つづく)