鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

下あご無し顔も欠けて片目の亀(その8)

2010年01月19日 19時30分32秒 | 盲亀カメリアの近況

カメリアのその後

寒い日が続いて、カメリアはいつも水中でじっといている。冬眠状態とはいえ、完全にフリーズしているわけではない。冬眠というのは、どの位の幅があるのだろう。仮死状態でなければ冬眠と言って欲しくないような気がする。熊は冬眠中に出産と子育てをするそうだが、仮死状態とは言えないので冬ごもりと言ったりするようだ。カメリアも動きはほとんどないものの、見る度に少しだけ居場所をずらしていたり、尻尾や首の引っ込め方が微妙に違っているから、時々動いてはいるようだ。たまに玄関からカタンという音がしたりする。

画像は今朝のカメリア。天気予報通りに今朝は春のように暖かいので起きて首を伸ばしたという様子。何だか傷口が白く盛り上がってきているようだ。再生するのだろうか? 亀の再生は聞いたことがない。盛り上がりすぎて気道が塞がれてしまうことはないだろうか? と少し心配だ。目覚めたのなら腹がすいてるという自覚もあろうかと餌をやってみる。 乾燥イトミミズを鼻先に浮かべておいてから数時間たったが、何の変化もなく1センチ角のブロック状のままだ。ふやけている筈なので吸い込めば摂取できると思うのだが、まだ食欲はわかないのか・・・。

もしも全く食物を摂れなかったらこれはどうしたらいいのだろう。点滴のような感じで、栄養満点の溶液を作って、定期的にジャブンと漬けるか・・・。いくら首を引っ込めても口の穴の位置は分かるから、化粧水なんかを小分けにするときに使う先の尖っていない注射器で無理矢理注入するか・・・。

食物を摂らないのでは、死に向かって緩慢な生をかろうじて過ごしているに過ぎない。『緩慢な死を生きている』とでもいったらいいのだろうか? 春になったら、春になれば、暖かくなってから・・・などと思い惑う今日この頃。連れてきたのがまったくもって余計なお世話だったか。抗議のハンガーストライキ中・・?。(49日目)

コメント (2)
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