鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

サワガニの・・

2010年10月15日 20時46分46秒 | 随筆或いはエッセイ

ひと月程前に知人と三人でメダカを獲りに行った。私が案内役で行ったのはいいけれど、いなかったら・・・と心配だったが沢山獲れた。ついでに場所を変えサワガニ獲りもした。こちらもすぐに獲れた。食うのが最終目的ならどちらも好きなだけ獲ったらいいのだが、飼うつもりなので三人で分けるだけの数。それでも二人が取った残りを引き受けたら、メダカ100匹あまりにサワガニ20匹あまりになった。その時獲った覚えのないチビガニがいて、これは子供を抱いたメスがいるのではないかと知人が言っていた。

カニって卵を産むんじゃなかったかな?と、山から下りてきて海で産卵する映像を観たのを思いだしたりしていたのだが、ネットで調べてみて驚いた。実は調べる前に初めての光景を見たのだ。ウチで引き取ったサワガニの中に、変に背伸びというか、何かお漏らししてしまったような歩きかたのヤツがいたので、つかんで腹を見て驚いた。フンドシが半開きになっていて、稚ガニがびっしりと張り付いていたのだ。これではぺたりと平べったく横歩きなんてできないわけだ。

サワガニは特殊で、比較的大きい卵を小数産んでそれをふんどしの中で抱いて孵るまで守るのだそうだ。孵ってからもしばらくは稚ガニが母ガニにくっ付いていることになるのだ。初めて見た時よりも稚ガニは倍ほどの大きさになった。いつも一匹しか見当たらない。同じ一匹なのか、沢山生き残っているのにいつも一匹しか表にでていないのかは分からない。小粒の石もたくさん水槽の中にいれてるが、オトナのカニにほとんど喰われたのかも知れない。なにせ、脱皮したてのオトナも獲った中にいたのだが、すぐに他のヤツに喰われてしまったのだから・・・。

そうこうしている内にひと月余りが過ぎて、水槽の中も一定の秩序ができていた今日この頃だったのだが、本日新たなシーンが出現したのであった。サワガニが交尾をするなんて思ってもいなかった。しかも対面して、互いにフンドシを下ろして・・・。何とか母ガニの使命をまっとうさせてやりたいものだ。ネットで調べたけれど、どうもウチでは難しそうだ。何だか可愛そうで可哀想だ。

コメント (4)
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