サツマイモを掘っていたら、ころんと蛹が転がった。
今までこういう蛹が見つかると羽化の瞬間が観たくて、いつも持ち帰り、味噌のプラケースに入れておく。
たいてい羽化はするけれど、その瞬間に立ち会ったためしがない。
今回もケースに入れようと、下駄箱上の何か入っているケースを開けてみたら、セスジスズメ(背筋雀)の成虫が死んでいた。
羽化どころか生きている姿さえ確認しないでしまって残念なことをした。
セスジスズメの横が羽化した後の殻で、右端の小さいのは生きていて、ケースに入れた記憶のない小さな蛹。
象の鼻の付いているような蛹が今回見つかったもので、サツマイモの畝から見つかったことと、この特徴からエビガラスズメにほぼ間違いない。
サツマイモの葉っぱにいて、穴を開けているのを観て知ってはいても、被害というほどのことはないので駆除したことはない。
恨みもないけれど、羽化を観察するチャンスも滅多なことではないだろうけれど連れ帰った。
持っていると、尻をぴこぴこ動かして生きていることをアピールするのがなかなかに気色悪い。