本職の調理を映したYouTubeを2回観て、もうこれでいけるだろうと、実践あるのみ。
冷蔵庫から出すと、ぐったりしているのか、蓋を持ち上げ赤い筋肉質を見せているサザエに素早く貝剥きナイフを入れて身をもぎ取る。
入れる場所は開口部の内側(巻いている中心方向)にしないと大変なことになり、かなりの力が必要となる。
ぎゅっと蓋を引っ込めたら、本当に途方に暮れそうになるくらい大変なのだ。
蓋についた身をもぎ取れたら、あとは人差し指を殻の中に押し込み、貝柱を殻内から外すのは、アサリなんかと同じで引っ張りには強いが、押されたら弱い仕組み。
内臓は、誰もが壺焼きを食べる時に注意するように螺旋の通りに回しながら取り出す。
YouTubeの説明通りに身の方からは赤い口を探って取り外し、内臓の渦巻き模様辺りから下(外側)は砂を含んでいてしかも猛烈に苦いので切り離して捨てる。
ハカマというびらびらも苦いので毟り取って食べない。
薄い肉質のびらびらが本当に苦いのか疑わしいので、せっかく生きていて新鮮なのだからと、その部分を生のまま食べてみた。
本当に猛烈に苦くて、吐き出して口をすすいでも、晩御飯までの1時間余り口中に苦さは残り続けた。
YouTubeでは殻には蓋を先に入れて、身は刻んで入れ、内臓は塩揉みしてから入れて、出汁(醤油、酒、鰹出汁)を入れて壺焼きにする(酒はアルコール分を飛ばしてから)と言う。
別に殻に入れなくても良いよね・・と料理担当は言うので、いやそれは流儀に反するなどと野暮は言わない。
下処理しながら身を薄切りにした刺身を食べてみた。
比較してみたいところだが、ナマコ(海鼠)には負けてないし、アワビ(鮑)にだって勝ちそうな味わい。
3人分6個を下処理してしてみて、なんでも実践しかないな、と楽しく実感した。
結局、合計20個中6個は壷焼きで、残り14個の下処理をやったのだから、もうサザエは任せろ、という自信を得た。
見たことがない。
「死の棘」という小説は読みましたが、島尾は何をいいたかったのでしょう?
sukeboさんが今まで見たサザエは全部、このての棘なしサザエだったんですね。
ところで、文学や芸術は鑑賞者それぞれが違う感想を持つものではないでしょうか。
このように言いたかったに違いないとか、このようなことを表現しているとはっきり分かるのもあるでしょうけど、大抵は読者、鑑賞者の自由裁量じゃないでしょうか。
>島尾は何をいいたかったのでしょう?
そのようにフラれても、身につまされる部分があったでしょう!?としか言えません。
じつは、もうほとんど内容は忘れています。
『ぼくはこう読んだ、こう感じた・・・』それを書いた上で、どうなんだろう・・・と言ってもらえたらと思います。