雨ばかりで外に出ない日が続いたからには、シイタケ(椎茸)が大化けしているだろうと見に行った。
大化けまではいってなくて、良さそうな大きさと量のバター炒め2食分は出ていた。
それとは別に何となくの予感があり、普段は行かない奥の方に行ってみて見つけたのが紫の茸。
ムラサキシメジ(紫占地)かと思い、しめじの名の通りに、無闇に歩けないほど地を占めている。
スマホの『調べる』もムラサキシメジと迷いなく示すので形の良いしっかりしたものだけ採集した。
幼友達に画像を送ったら『ちょっと色が綺麗すぎるね』と言う。
シメジにしては笠が大きく広がり過ぎのような気もして保健所に持ち込むことにした。
2週間前ほどだったか、あまり高くない山に夫婦で登るのを趣味としている同級生が大量にいかにも食べられそうな茸を山で採ったと、グループラインに上げた。
皆の意見としては、危ないから食べない方が良いというのがほとんど。
茸の種類を聞かれても他人には言わない、採っても確実に知っているもの以外は他人にやらない、食べさせないということを家訓とすることに決めたと、私は応えた。
結果、彼は廃棄処分を決断したが、その後で保健所からのお知らせのようなものを見つけた。
キノコを採ったら他人に種類を聞かずに保健所へお持ちくださいというものだった。
つづく