
摘み取らないでおくと丸い種ができる。でも種が落ちたらそこから芽を出すのか? この桔梗は、誰かからもらったのか、田舎の実家からもってきたのか、買ったのか記憶にない。以前は紫のものもあったのに、白だけが残った。この白は花が開ききらない。桔梗の花ならしっかり開けよと言いたくなるが、この画像の開き方が精一杯。白はそういう傾向があるのか、ウチの白の個性なのかは解らない。
春先に桔梗の根を掘り返した。田舎から持ってきた福寿草を植えようとほじくったら桔梗の根が出てきてしまったので、ちょっと横に移動させただけのこと。そうしたら、やたらにたくさん茎が出て一杯に花開く毎日だ。肥料はやったことがないし水遣りもあまりしないけれど、それが良いのかも知れない。根にサポニンという成分を多く含んで薬の原料になるとか。朝鮮人参のように何年か掛けて根が太り、何年モノという呼び方をするのか? ウチのはそうとう経っている。
田舎の墓地のウチの隣には紫の桔梗が植わっていて毎年咲いていた。つぼみは花開くまで袋になっている。紫に色付いて、開く寸前の大きくふくらんだ状態を見つけては、指でポクンと割るのを密かな喜びとしていた悪ガキが私だった。
割ったから花がどうこうなるというその後のことは知らない。ウチの白いのでやったことがない。一日花であることも印をつけたりして確認したらいいものを、無計画な思いつき人生を続けているので、成し遂げていない。それがどうなるというものではないけれど、こう書いて自分を少し追い込んだので実験と検証ができるかも知れない。