エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

タイヤ交換  春が来た

2007-04-02 | 日々の生活
            《咲き始めたジンチョウゲ》

 孫が飛び回り、ラックが見まもる庭で冬タイヤを交換した。身体をこわしてからは息子にやってもらっていたが、先週、近くにいた息子夫婦が転勤のため郡山へ引っ越してしまった。リハビリの運動も兼ねて何シーズンぶりかのタイヤ交換だ。締めたボルトがなかなか廻らない。すぐに息が上がり、休み休みの作業だった。腕力だけは自信があったが、つくづく体力の衰えを感じてしまった。
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いつものように孫と縁側で10時のお茶、薄日が射す庭はさわやかだが少し肌寒かった。暖かい春の陽が待ち遠しかった。でも、すっかり春の訪れ、注意して歩くと豊後ウメのつぼみが膨らみ、小田原小梅はほころび始めていた。八重のツバキも1輪咲いていた。スイセンのつぼみも黄色く色づき、明日は開きそうだ。ジンチョウゲも咲き始め1年ぶりに甘い香りを楽しんだ。

 一段落して庭いじり。冬の間楽しんだアザレアの鉢植えや、終わりかけたサクラソウを庭におろした。庭の植え込みの根元に避難させておいた植木鉢を出した。鉢を覆っていた落ち葉をよけると緑が鮮やかだった。夏から秋に挿し芽をしておいたサツキ類が芽を出し、十分根を張っていた。
 部屋の中で冬を越した鉢物も、暖かいとつい外へ出したくなるが、もう少し待つことにした。霜注意報が出ていて、明日は最低気温が氷点下の予報が出ている。この時期、ちょっとの不注意で枯らせてしまうことがあるのだ。
ラジオで福島市でソメイヨシノが咲き始めたという。観測史上3番目に速い記録で、昨年より10日も早いそうだ。ほどなくこの庭にもウメが咲き、桜が咲くほんとうの春の庭を想像した。これからの季節、庭いじりが楽しみだ。

  《八重のツバキ》                      《色づきはじめたスイセン》