エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

萌え出る緑

2007-04-15 | 自然観察
            【庭の豊後梅 今が一番きれいだ】



 朝、犬の散歩コースの畑でしばらくぶりでYさんに会った。田植えが始まる準備に忙しい様子だ。もう80才をとうに越えたのに、いつも元気で働いている。もう薹が立って花が咲いている[くきたち]を折って抱えきれないほどいただいた。いつも同じ会話だが、身体に気をつけてと別れた。

        《冬を越した「くきたち」》



 続々と萌え出ずる緑に先立って、年々増えているワサビの株に小さな花が咲き出した。一株を鑑賞盆栽にしようと鉢に上げた。地植えのプリムラも縁沿いに白い花を、ヒヤシンスが6弁の紫の花を咲かせている。また満開のチヨノドグサ・ルシリアの脇には、米粒ほどのつぼみだったスノードロップがいつしか下向きに咲いていた。スノーフレークももうじきだ。ジンチョウゲが満開で、庭中に香りを放っている。






 また、近所のハクモクレンが咲き出したが、少し高台にある我が家は、まだつぼみが堅い。八幡神社のソメイヨシノも一気にほころび始めたが、我が家は開花まであと2,3日と言ったところか。
 年々歳々、今年も間違いなく美しい季節が巡った。