エッセイ  - 麗しの磐梯 -

「心豊かな日々」をテーマに、エッセイやスケッチを楽しみ、こころ穏やかに生活したい。

かわいいスイセン

2007-04-27 | 日々の生活
                     《初めて見た珍しいスイセン》

 今朝、寝室のカーテンを開けると目の前にクマシデの若いみどりが美しく輝いていた。今年初めて新緑の季節を実感した。
ウメが咲き、桜が咲いて散り始めた。でも、今年はなぜかいつまでも肌寒く、冬を引きずっているようで何となく春らしさが感じられずにいた。いよいよ、待ちかねた新しい季節だの到来だ。

今、スイセンがいい。庭にもいろいろなスイセンがあり、品種の改良を楽しませてもらっている。
図鑑にはスイセンの品種は毎年200品種くらいずつ追加され、1万種を超えるほど膨大だそうだ。我が家のスイセンを写真に撮ってみた。散歩途中の庭に珍しい八重花を見つけた。スイセンは結構長く咲いている。スズランスイセンはスノーフレークと言うそうだが、つり下がる白いスズランのような花びらの端には緑色の斑点があった。よく観察すると実にきれいだ。また、ラッパズイセンのラッパは副花冠というそうだが、色や形がいろいろで楽しい。

 しばらく行かなかった山道へ踏み入りたいと思っている。
 辛夷が春霞に幽玄に浮かび、足下にはミヤマセセリやコツバメが舞っている。冬を越したテングチョウも春の陽を浴びて羽を広げているだろう。そんな想像する春の山道を静かに歩いてみたい。
 まもなくの連休、近くの里山に本当の春を散策してみたいと思っている。