■ 今月の17日まで、世田谷美術館で建築家・石山修武さんの作品展が開催されています。↓
http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html
昨日のNHK教育テレビ「新日曜美術館」でこの作品展にタイミングを合わせて建築家であって建築家でない鬼才・石山修武の現場が放送されました。
朝は高校野球中継のため夜8時からの放送のみでしたがこの時間は「篤姫」、「新日曜美術館」を見たという方は少ないかも知れません。
書棚から石山さんの本を取り出してカバーを撮りました。まだ他にもあるはずですが見つかりませんでした。カバーデザインにはいずれも石山さんのスケッチが使われています。これらのスケッチ同様石山さんの建築作品はどれもユニークで実に存在感があります。
石山さんは建築するプロセスを重視しているようで、「自分で造る、みんなで造る」ということを唱えています。右上の写真をよく見ると「自分の家は自分で建てる」というメッセージに気が付くと思います。
番組ではカンボジアの首都プノンペンに完成した「ひろしまハウス」をメインに自邸「世田谷村」やデビュー作の「幻庵」、「伊豆の長八美術館」などが紹介されました。膨大なイメージスケッチの紹介などを交えてデザインのプロセスをなかなか興味深く伝えていました。
伊豆の長八美術館 撮影年月日 不明
内井昭蔵さん設計の世田谷美術館にはもう長いこと出かけていません。でもこの展覧会の開催期間中に出かけることは、残念ながらちょっと無理です。