


■ 11日は金沢泊。翌12日、高岡市の瑞龍寺に向かう途中、高岡市内の住宅を路上観察した。富山県は持ち家率と住宅の床面積が確か全国でトップ。大きくて立派な住宅が多い。
住宅の外観上の特徴として妻壁上部の構成を挙げることができる。中と下の写真で分かるが、木柄の大きな梁と束による構造を「あらわし」にしてデザインしていること、小屋裏通気口だろうか、開口があることなど。
それから今回の路上観察で気がついたが破風板の頂部の形状と継ぎ手部分。ゆるやかなカーブを描いていてジョイントはやとい実(ざね)継ぎとしている。やといを破風板の下端に合わせて切ってしまわないで少し伸ばしていること。かなり長いものも見かけた。
破風板は几帳面取りがされている。また棟端には立派な鬼瓦が載っている。

端整な形の蔵もいくつか見かけた。美しい!