透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

023 これは・・・

2010-06-10 | A 火の見櫓っておもしろい


023

 塩尻市片丘で見かけた火の見櫓。シンプルなデザイン。高さは4メートルくらい。櫓の下半分が植物に覆われてしまっている。この様子から現在使われていないことが分かる。かつては年に何回も打鐘されていただろうに・・・。

使わなくなっても手入れはして欲しいな、と勝手に思う。続けて書きたいことがあるが控えておく。

それにしても火の見櫓ってあちこちにあるものだ。長野県には火の見櫓が多いらしい。まだまだユニークなデザインのものが見つかりそうな気がする。

火の見櫓の路上観察は続く・・・。


022 火の見櫓いろいろ

2010-06-10 | A 火の見櫓っておもしろい

      
022 塩尻市片丘

 用事を済ませて自宅に帰る途中でこの火の見櫓を見かけた。

カーブミラーと比べると火の見櫓のおよその大きさがわかる。そう、高さは3メートルもない。この火の見櫓は小さいが故に却って存在感があった。なかなか立派な半鐘が吊るされている。

それにしても火の見櫓はいろいろだ。


 


021 火の見櫓は不要か

2010-06-10 | A 火の見櫓っておもしろい


021 山形村上竹田 

 長野県内でも「平成の大合併」で多くの市町村が合併したが、松本市に隣接する山形村は自立の道を選択した。村の西側は連なる里山で縁どられていて、昔からある集落がその山際に点在し、火の見櫓が各集落内の生活道路の傍らなどに立っている。

この火の見櫓はそれほど大きくはないが堂々としていて存在感がある。屋根や見張り台、櫓のバランスがよいことや屋根が上方に力強く伸びていくかのような形をしていること、櫓の荷重を踏ん張って支えていることが視覚的にわかるような脚のデザイン(外側に反っていればもっとよいが)など、その理由をいくつか挙げることができる。

火の見櫓の高さや形を規定する法律などないだろうから、製作者(制作者とすべきか)の美的センス、構造的センスによってデザインが決められたのだろう。

残念に思うのは山形村では10年以上も前から半鐘をたたかなくなくなってしまったことだ。今では消火用ホースを干すくらいしか使い道がない。火の見櫓は不要だ、撤去せよなどという声が起こらないよう切に願う。

火の見櫓は地域を愛する地域住民の心の象徴なのだから・・・。