■ この本の著者のエッセイを初めて新聞で読んだのがいつ頃のことか、記憶は曖昧だが、読了後、いい文章を書く人だなと思ったことははっきり覚えている。
投稿者の氏名と共に載っていた年齢が私と同じだったことから、もしかしてと、高校の同窓会名簿でその名前を捜してみた。名簿に名前が載っていた。やはりM(旧姓)さんだった。
収録されているエッセイの内容についてはここでは触れない。日々の出来事を単に表層的に綴ったものでは決してなく、そのときの心模様までも描いている。
読み終えて、私の心は少しだけ秋色に染まった、と意味不明な感想だけ書いておく。